けっかんがしゅ
血管芽腫
脳腫瘍の一種であり、まれなタイプ。主に小脳にできることが多い
4人の医師がチェック 38回の改訂 最終更新: 2019.02.04

血管芽腫の基礎知識

POINT 血管芽腫とは

脳腫瘍(良性腫瘍)の一種類で、比較的まれな(1%から2%)タイプです。小脳という頭の後ろ側にある脳にできる事が多いです。フォン・ヒッペル・リンドウ病という珍しい病気が関係していることもあり、その場合は小脳だけではなくい脳幹部や網膜、腎臓にも腫瘍ができます。小脳にできると、ふらつきやめまい、吐き気などの症状が現れます。また、脳を循環する髄液の流れを止めてしまうと、水頭症が起こります。血管芽腫が疑われる人には画像検査(CT検査やMRI検査など)が行われて、大きさや位置などが調べられます。治療は原則として、手術が行われますが、難しい場所にできた場合は、放射線治療が行われます。血管芽腫は脳神経外科で検査や治療が行われることが多いです。

血管芽腫について

+英語:Hemangioblastoma + 脳腫瘍の一種 - 脳腫瘍の中でも1-2%程度とまれなタイプ + 良性脳腫瘍である - 体の他の部位には転移しない - 手術で完全にとれば、完治する + 主に小脳に発生するが、延髄や脊髄に発生することもある + 小脳や脊髄、脳幹部の血管芽腫に、網膜の血管芽腫や腎臓の腫瘍などを合併すると「フォン・ヒッペル・リンドウ病」と呼ばれ、とても珍しい病気

血管芽腫の症状

  • 小脳にできることが多いため、小脳症状が出ることが多い
    • 小脳症状:ふらつき、めまい、吐き気など
  • その他に髄液の流れをせき止めてしまう場合は水頭症を起こし、以下のような頭蓋内圧亢進症状を起こすこともある
    • ふらつき
    • めまい
    • 嘔吐
    • 頭痛

血管芽腫の検査・診断

  • 画像検査:腫瘍の位置や形、大きさが分かる
    • 頭部CT検査
    • 頭部MRI検査:CTよりも詳しく調べることができる
  • 脳血管造影検査(血管カテーテル検査
  • 部位や形状によっては神経膠腫転移性脳腫瘍などど区別がつきづらい

血管芽腫の治療法

  • 原則として手術で摘出をする
    • 全て取りきれば、完治する
    • 小さい腫瘍は比較的に取り除きやすい
    • 大きな腫瘍(直径が3m以上)の場合は、出血のリスクなどがあり、難しい手術となりやすい
  • 手術以外に放射線治療(ガンマナイフなど)で治療を行うこともある
    • 放射線治療によって腫瘍を無くすことは出来ないが、場所と大きさによっては有効なこともある
    • ただし、放射線治療にも脳浮腫などの副作用があるため治療法の慎重な選択が必要

血管芽腫が含まれる病気

血管芽腫のタグ

血管芽腫に関わるからだの部位