せっしょくひふえん
接触皮膚炎(かぶれ)
刺激物やアレルゲンによって引き起こされる皮膚の炎症の総称。いわゆる「かぶれ」のこと
9人の医師がチェック 43回の改訂 最終更新: 2020.07.24

接触性皮膚炎(かぶれ)とは?症状、原因、検査、治療など

接触皮膚炎は特定の物質に触れることで、皮膚に赤みやかゆみがあらわれる病気です。原因物質の刺激によって生じる刺激性接触皮膚炎と、アレルギー反応によって生じるアレルギー性接触皮膚炎の2つに分けられます。いずれも、原因物質と触れないようにすることが重要です。薬物治療ではステロイドの塗り薬や飲み薬を使用します。

1. 接触皮膚炎とはどのようなものか?

接触皮膚炎では、刺激物質やアレルギー物質と触れていた皮膚に以下の症状があらわれます。

  • 皮膚が赤くなる
  • 皮膚がかゆくなる
  • 皮膚が熱をもつ
  • 皮膚に水ぶくれができる
  • 皮膚がただれる

また、症状は原因物質に接触していた皮膚に限定してあらわれるため、症状の出た部位から原因物質を予想することができます。こちらのページでは、症状がある皮膚の場所からどのような原因物質が推測されるかについても紹介しています。

2. 接触皮膚炎の原因

接触皮膚炎の原因は刺激物質が皮膚を刺激したり、アレルギー物質がアレルギー反応を起こしたりすることです。日常使用品の幅広いものが接触皮膚炎の原因物質になる可能性があります。具体的には以下のものが挙げられます。

  • 金属アクセサリー
    • ネックレス
    • 腕時計
    • ピアス など
  • 化粧品
    • 化粧水
    • ファンデーション
    • 日焼け止め
    • 香水
    • デオドラント など
  • ヘア用品
    • シャンプー
    • リンス
    • 毛染め など
  • 石けん・洗剤
  • 貼り薬
  • 植物・食物
    • ウルシ
    • マンゴー
    • キウイフルーツ など
  • おむつ

もし、原因物質として疑われるものがあれば、触れないようにすることで症状が改善するか様子を見てみることが重要です。こちらのページではそれぞれの原因物質について詳しく説明していきます。

3. 接触皮膚炎の検査

接触皮膚炎が疑われる人は問診、身体診察、パッチテストを通して原因の特定を行っていきます。問診とは医師などの質問に答える形で身体の状態や生活背景を伝えることをいいます。症状のあらわれたきっかけや経過から、接触皮膚炎と診断して良いか、疑わしい原因物質がないかを判断していきます。身体診察では発疹の特徴や発疹ができた場所を丹念に見ていきます。

接触皮膚炎の原因物質を特定する検査としてパッチテストが行われることもあります。パッチテストは原因物質がついた試薬を直接皮膚に貼り、皮膚の赤みやかゆみなどの反応が起こるか調べる検査です。

4. 接触皮膚炎の治療

接触皮膚炎の治療法としては以下の対処法や薬物療法が有効です。

  • 接触皮膚炎の対処法
    • 原因物質に触れないようにする
    • 皮膚の保湿をする
  • 接触皮膚炎の薬物療法
    • ステロイドの塗り薬
    • ステロイドの飲み薬
    • ヒスタミン

接触皮膚炎の対処法としては原因物質と触れないようにすることが何より重要です。皮膚の保湿は原因物質と皮膚が触れて接触皮膚炎を起こすのを防ぐ効果があります。ステロイドの塗り薬、飲み薬、抗ヒスタミン薬は皮膚のかゆみや炎症をとる効果があります。接触皮膚炎の治療について詳しくは「こちらのページ」で説明していきます。

5. おむつに対する接触皮膚炎、おむつかぶれとは?

赤ちゃんの肌は敏感なので、おむつが原因で接触皮膚炎を起こすことがあり、「おむつかぶれ」と呼ばれます。もし、赤ちゃんに以下のようなサインがあれば、おむつかぶれを起こしている可能性があります。

  • おむつをしている場所が赤くなったり、ぶつぶつができたりする
  • おむつ替えの時に機嫌が悪くなる
  • お風呂の時にお湯をお尻にかけると泣き出す
  • 痒そうに身体をよじらせている

様子がおかしいなと思ったら、おむつをしている場所を中心にかぶれを起こしていないか注意して見てあげてください。おむつかぶれが起きてしまった時の対処法はこちらで紹介していますので、毎日のお世話に取り入れてみてください。