おむつひふえん(おむつかぶれ)
おむつ皮膚炎(おむつかぶれ)
おむつをしている部分に起こる湿疹で、いわゆる「おむつかぶれ」
9人の医師がチェック 47回の改訂 最終更新: 2017.12.06

おむつ皮膚炎(おむつかぶれ)の基礎知識

おむつ皮膚炎(おむつかぶれ)について

  • おむつをしている部分に起こる湿疹
    • 尿や便との接触、細菌が繁殖すること、拭く際の刺激、蒸れることなどが原因となる
  • 特に下痢をした後に悪化することが多い
  • 1歳以下の乳児の約70%でみられ、おむつが外れる2歳以上ではほぼ経験しなくなる

おむつ皮膚炎(おむつかぶれ)の症状

  • おむつをしている部分の湿疹
    • 肛門や外陰部のまわりから赤くなることが多い
    • 悪化すると皮膚表面がめくれたようになる
  • おしりを拭く際に痛がって泣く、おむつを外すと痒がっておしりに手をやるなどが初期にみられる

おむつ皮膚炎(おむつかぶれ)の検査・診断

おむつ皮膚炎(おむつかぶれ)の治療法

  • こすらないことが最も重要
    • 汚れを完全に取り除こうと強くこするのは逆効果
    • 理想はおしりを沐浴やシャワーで汚れを洗い流すこと
    • おむつ替えの度に沐浴をするのは難しいので、霧吹きなどでおしりをしめらせて優しく汚れを拭き取るようにする
  • おむつはこまめに交換して清潔を保つ
  • 程度が強い場合や上記だけで改善しない場合は塗り薬を使う
    • 亜鉛華軟膏もしくは亜鉛華単軟膏がよく使われる
    • 清潔な状態にした皮膚に軟膏を厚くたっぷり塗る(軟膏の白みで皮膚の色が見えなくなるくらい塗って良い):皮膚を保護するイメージ
    • おむつ替えの際には軟膏の上半分を汚れごと拭き取る
    • その後拭き取った分の軟膏をもう一度足す
    • 1日1回沐浴の際には軟膏を全て洗い流す:この際も「こすらないこと」を意識して、ベビーオイルなどをなじませて優しく落とす
  • おむつ皮膚炎に対するステロイドの塗り薬の必要性については賛否両論ある
    • 上記の治療を徹底して1-2週間経過しても治らない場合には、ステロイドが必要になることもある

おむつ皮膚炎(おむつかぶれ)に関連する治療薬

非ステロイド性抗炎症薬(皮膚疾患治療薬・外用薬)

  • 抗炎症作用などにより、皮膚の赤みや腫れ、痛みや痒みなどを和らげる薬
    • 炎症や痛みなどを引き起こす体内物質にプロスタグランジン(PG)がある
    • PGはシクロオキシゲナーゼ(COX)という酵素などにより生成される
    • 本剤はCOX阻害作用などにより炎症などを緩和する作用をあらわす非ステロイド性の外用塗布剤

  • 本剤は帯状疱疹などの皮膚疾患に使用する場合もある
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