しんこうせいかくじょうせいまひ(ぴーえすぴー)
進行性核上性麻痺(PSP)
脳の一部の神経が変性してうまく働かなくなってしまう疾患で、パーキンソン病とよく似た症状を示す
9人の医師がチェック 69回の改訂 最終更新: 2017.12.06

進行性核上性麻痺(PSP)の基礎知識

POINT 進行性核上性麻痺(PSP)とは

進行性核上性麻痺は脳の一部の神経が減少したり変性してうまく働かなくなってしまう病気です。脳内(大脳基底核・脳幹・小脳など)の神経細胞に異常なタンパク質が蓄積することが原因です。 診断を確定するために頭部CT検査・頭部MRI検査・SPECT検査などを行います。現在のところ根本的な治療はありませんが、薬物治療と併用してリハビリテーションなどを行うことが大切です。転びやすい・認知機能の低下・目を上下に動かしづらいなどの症状が出た場合は必ず医療機関にかかって下さい。その際は神経内科にかかることをおすすめします。

進行性核上性麻痺(PSP)について

  • 脳の一部の神経が減少したり変性して、うまく働かなくなってしまう病気
    • パーキンソン症候群の一種で、初発症状は転びやすいなどでパーキンソン病とよく似ているが、振戦(ふるえ)が出ることはまれ
    • 脳の中でも、大脳基底核、脳幹、小脳といった場所に異常が起こる
  • 脳内の神経細胞に、異常なタンパク質が蓄積することが原因
  • 男性に多い
    • 中年期以降に発症する

進行性核上性麻痺(PSP)の症状

  • 主な症状
    • 姿勢の不安定(転びやすい)
    • 認知機能(注意力や危険意識など)の低下
    • 眼球運動障害
      ・上下に眼が動かしづらく、特に下方向を見ることが困難となりやすい
    • 頭や首の後ろへの反り返り(上を向いた姿勢)
  • 中期以降の症状
    • 嚥下障害(飲み込みがうまくできなくなる)
    • 徐々に歩行、立位が困難となり、寝たきりとなる

進行性核上性麻痺(PSP)の検査・診断

  • 画像検査:脳の状態(他の病気がないかなど)を調べる
    • CT検査
    • MRI検査
    • SPECT:前頭葉(脳の前の部分)への血流が落ちているのが分かることがある
  • 認知機能検査

進行性核上性麻痺(PSP)の治療法

  • 現在のところ根本的な治療はない
    • 発症初期はパーキンソン病の薬が効く場合があるが、その効果は長続きしないことが多い
  • 薬物療法と併用してリハビリテーション、転倒を予防するためのケアや環境を整えることが大切
    • 転倒が多く、活動範囲が狭まるため、なるべく体力を落とさないように心がける
    • 転倒すると骨折してさらに動けなくなる場合があるので、転んでも骨折しにくい環境を作る


進行性核上性麻痺(PSP)のタグ


進行性核上性麻痺(PSP)に関わるからだの部位

MEDLEYニュース新着記事