むずむずあししょうこうぐん
むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)
じっとしているときの足の異常な感覚が極めてわずらわしく感じられ、脚を動かさずにはいられなくなる病気
12人の医師がチェック 131回の改訂 最終更新: 2018.05.08

むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)の基礎知識

POINT むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)とは

じっとしているときに「脚に起きる異常な感覚」のことです。異常な感覚は「むずむずする感じ」や「脚を動かしたい感じ」、「虫が這っているような感じ」などと表現されます。この「脚に起きる異常な感覚」は夕方から夜にかけて起こることが多いので睡眠障害の原因になります。 むずむず脚症候群の原因は今のところ不明です。鉄欠乏性貧血や糖尿病、関節リウマチ、パーキンソン病などの病気に伴って現れることがあります。生活習慣の改善(禁酒・禁煙など)や薬物療法に症状をよくする効果が期待されています。 むずむず脚症候群が心配な人は睡眠の専門外来や精神科、心療内科、内科などで検査や治療が受けられるので相談してみて下さい。

むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)について

  • じっとしているときの足の異常な感覚(なんだかむずむずする、虫が這うような感覚など)が極めてわずらわしく感じられ、脚を動かしたりかいたりせずにはいられなくなる病気
    • 詳細は不明であるが感覚神経に関連した病気と考えられている
  • 夜間に症状を感じやすい傾向があり、睡眠障害(不眠症)の原因となっていることがある
    • 長期間に渡って治まらないため、精神的な負担がとても強い病気である
  • 症状の程度の違いはあるが、人口全体の1-4%程度の人に起こると考えられている
  • 原因は以下のことが多い

むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)の症状

  • 主な症状
    • 脚を動かさずにはいられない
    • 足の異常な感覚
      ・むずむずする
      ・虫が這うような感覚
  • じっとしているときに症状が現れたり強くなる
    • 脚を動かすと症状がよくなることが多い
  • 夕方から夜にかけて症状が現れたり強くなるため、睡眠障害を引き起こすこともある
  • 不眠傾向になったり抑うつ傾向になったり、自律神経のバランスが乱れること(自律神経失調症)もある

むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)の検査・診断

  • 症状から医師が判断する
  • 睡眠ポリグラフ検査:睡眠の状態を調べる
    • 足の筋電図についても一晩中チェックし、脚の筋肉にどういった刺激が起こっているかを調べられる

むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)の治療法

  • 薬物療法
    • ドパミン作動薬
      ・プラミペキソール(商品名ビ・シフロール®)、ロチゴチン(商品名ニュープロパッチ®)など
    • ガバペンチンエナカルビル(商品名レグナイト®):神経系の興奮を抑制する
    • 鉄剤
  • 生活習慣の改善
    • 規則正しい生活をする
    • 運動をする
  • カフェインやアルコール、たばこを避けることが症状の改善につながる場合もある

むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)に関連する治療薬

むずむず脚症候群治療薬(レストレスレッグス症候群治療薬)

  • 脳内の興奮性の神経伝達物質に関与することで、むずむず脚症候群の足の異常な感覚などを改善する薬
    • むずむず脚症候群とは脚の異常な感覚が極めてわずらわしく感じられ、脚を動かさずにはいられなくなる病気である
    • 脳内の神経伝達物質であるドパミンなどがむずむず脚症候群の症状の発生に関与するとされる
  • パーキンソン病の治療薬の一部の薬もむずむず脚症候群に効果があるとされる
むずむず脚症候群治療薬(レストレスレッグス症候群治療薬)についてもっと詳しく

ドパミン作動薬(非麦角系)

  • 脳内でドパミンと同じ様な作用をあらわし、パーキンソン病における手足の震えや筋肉のこわばりなどを改善する薬
    • パーキンソン病は脳内のドパミンが不足しておこる
    • ドパミンは脳内のドパミン受容体を刺激することでパーキンソン病の症状を改善する
    • 本剤は脳内のドパミン受容体を刺激し、パーキンソン病における手足の震えなどを改善する
  • 薬剤によっては、むずむず脚症候群(レストレスレッグス症候群)に使用する場合もある
  • 麦角系のドパミン作動薬との比較
    • 心臓弁膜症の発現などの副作用は少ないとされる
ドパミン作動薬(非麦角系)についてもっと詳しく

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