くらみじあにょうどうえん
クラミジア尿道炎
クラミジア・トラコマチスという細菌が感染して起こる、尿道の炎症。性感染症の一種
6人の医師がチェック 145回の改訂 最終更新: 2017.12.06

クラミジア尿道炎の基礎知識

POINT クラミジア尿道炎とは

クラミジア尿道炎は、クラミジア・トラコマチスという細菌が尿道に感染した状態です。性行為でうつる性感染症(性病)です。性行為のあとに1-3週間ほど経ってから、排尿時の痛みや尿道からの分泌物といった症状が出てきます。また、クラミジア尿道炎は淋菌性尿道炎を合併している可能性が高いため、両者を同時に検査をすることが大切です。 検査は尿の培養検査でクラミジア・トラコマチスを見つけます。感染を長らく放置すると不妊や子宮外妊娠のリスクになることが分かっていますので、疑わしい症状が出たりパートナーが感染した場合は、必ず医療機関で検査しましょう。検査や治療をしたい方は感染症内科・泌尿器科・総合内科を受診すると良いでしょう。

クラミジア尿道炎について

  • クラミジア・トラコマチスという細菌が感染して起こる、尿道の炎症
    • 感染症の一種
    • クラミジア以外では、淋菌によるものが多く、両方共に感染していることも珍しくない
  • 普通の腟性交の他、オーラルセックスによって感染することがある
  • 性行為後、1~3週の潜伏期間の後に尿道口からやや水っぽい薄いが少量出る

クラミジア尿道炎の症状

  • 主な症状
    • 尿道の不快感、排尿痛
    • 尿道からの分泌物(比較的さらさらしている)
  • 基本的に淋菌性尿道炎よりも症状は軽い
    • 男女ともに無症状のことがしばしばある
    • 妊娠を契機に、女性やそのパートナーの感染が見つかることも少なくない
  • 女性の場合、膀胱炎子宮頸管炎腟炎外陰炎などを合併していることがある

クラミジア尿道炎の検査・診断

  • 原因の特定を行うための検査
    • 尿検査:尿中の白血球細菌の有無を調べる
    • 細菌検査培養を行って細菌の数を増やして、細菌の種類を調べる
  • 必要に応じて腟や子宮などに感染していないか検査を行う

クラミジア尿道炎の治療法

  • 抗菌薬による治療が原則
  • 女性の場合は、少しでも疑わしい症状や状況がある場合はきちんと検査を行っておく必要がある
    • 感染を放置すると将来的に不妊や異所性妊娠の原因となる可能性があるため
  • 予防
    • 感染予防のためにコンドームの使用が勧められる
    • パートナー同士で感染をうつしたり、うつされたりを繰り返すことを防ぐために、セックスパートナーも一緒に検査を受ける必要がある

クラミジア尿道炎の経過と病院探しのポイント

クラミジア尿道炎が心配な方

クラミジア尿道炎では尿道から膿が出たり、排尿時に痛みを感じたりします。しかしこれらの症状も他の種類の尿道炎と比べると弱いため、自身の感染に全く気づかないまま過ごしている方もいます。

このような場合でも、症状がなければ治療しなくて良いということはありません。女性ではクラミジア感染症が不妊の原因となりますし、男性ではパートナーへの感染源となってしまうという観点からも、診断がつき次第治療を行う必要があります。

クラミジアを含む様々な尿道炎でないかとご自身で心配になった時、最初に受診するのは産婦人科や泌尿器科、感染症内科のクリニックが適しています。性感染症の中でも一般的な病気ですので、特別な大病院や専門病院ではなくクリニックで十分診断や治療が出来ます。

クラミジア尿道炎の診断は問診と診察、尿検査で行います。淋菌感染症を併発しやすいため、その検査も同時に行います。他の性感染症の検査を同時に行うことも多いです。

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クラミジア尿道炎でお困りの方

クラミジア尿道炎の治療は抗生剤です。マクロライド系、テトラサイクリン系、キノロン系の抗生剤が使われます。淋菌感染症を併発している場合には、別の種類の薬を併用することもあります。放置するとパートナーにうつったり、不妊の原因になったりするので、しっかりと治療することが大切です。

熱が出たり、お腹が痛くなった時には、症状が進行して骨盤腹膜炎肝周囲炎になっている可能性があります。そのような場合は入院の上で治療を行いますので、産婦人科のある病院を受診することをお勧めします。

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