いしょせいにんしん(しきゅうがいにんしん)
異所性妊娠(子宮外妊娠)
子宮の中ではない場所で妊娠が始まってしまう状態。多くの場合は流産となる
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最終更新: 2018.08.24
異所性妊娠(子宮外妊娠)の基礎知識
POINT 異所性妊娠(子宮外妊娠)とは
子宮以外の場所に受精卵が着床することを指します。腹痛や出血を認め、お腹の中で大量出血を起こすと命のかかわることもあるので注意が必要です。自然妊娠の1%から2%で起こると言われています。原因は、クラミジア感染や子宮内膜症による子宮・卵管・卵巣周囲の癒着や卵巣や卵管の手術などが考えられています。また、異所性妊娠は症状に加えて妊娠初期に子宮内に胎嚢(胎児の袋)が確認できないことでも疑われます。治療は全身状態や受精卵が着床した場所などを鑑みて手術または薬物療法が選ばれます。妊娠の疑いがある女性で急な腹痛や性器からの出血が現れた場合には異所性妊娠の可能性があります。産婦人科や救急外来を受診してください。
異所性妊娠(子宮外妊娠)について
異所性妊娠(子宮外妊娠)の症状
異所性妊娠(子宮外妊娠)の検査・診断
異所性妊娠(子宮外妊娠)の治療法
- 基本的には手術で治療する
- 付属器切除術、卵管切除術:
卵巣 や卵管を切り取る手術 - 卵管切開、胎嚢除去術:異所性妊娠の再発のリスクがある
- 付属器切除術、卵管切除術:
- 薬物療法
- 限られた条件でのみ行われる
- メトトレキサートなどが使用される
- 待機療法
- 自然に吸収され
治癒 することがあるため、待機して経過を見守る場合がある
- 自然に吸収され
異所性妊娠(子宮外妊娠)のタグ
異所性妊娠(子宮外妊娠)に関わるからだの部位


