にぶんせきつい
二分脊椎
生まれつき背骨の後ろ側が閉じきっていないため、脊柱管が管ではなく、半分開いている状態。
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最終更新: 2022.03.11
二分脊椎の基礎知識
POINT 二分脊椎とは
生まれつき背骨の後ろ側が閉じきっていない病気です。背骨の中には脊髄という神経がありますが、背骨が閉じきっていないと脊髄に悪影響を与えてさまざまな症状が現れます。脊髄のダメージによって症状は変わります。例えば、下半身の痛みやしびれとなって現れることもあれば、下半身の麻痺が現れることもあります。レントゲン検査や超音波検査、MRI検査で診断されます。手術によってむき出しになっている脊髄を保護するように修復し、麻痺などがある場合はリハビリテーションを行います。二分脊椎症が心配な人は整形外科を受診してください。
二分脊椎について
- 生まれつき
脊椎 (背骨 )の後方部分が欠けている先天異常の一種 - 本来、
脊髄 は脊柱管 という脊椎でできた管の中に入っているが、その脊柱管が閉じきらず、半開きになっている状態- 脊柱管の中で守られるべき脊髄が、脊椎の外に飛び出してしまっているためダメージを受けて、さまざまな神経障害が起こる
- 出生1万人あたり約5人(1年あたり約400人)
- 母親の葉酸欠乏や、糖尿病、肥満、喫煙、薬剤(バルプロ酸)などが関与しているといわれている
- 髄膜や脊髄がどれだけ飛び出ているかで大きく2種類に分かれる
のう胞 性二分脊椎症- 髄膜や脊髄が皮膚から飛び出ている状態
- 生まれた後早い時期に手術が必要となる
- 潜在性二分脊椎症
- 閉じきらなかった脊椎の部分に、脂肪の固まり(脂肪腫)が変わりに蓋をしている状態
二分脊椎の症状
二分脊椎の検査・診断
- 画像検査:
脊髄 の異常を調べる超音波検査 :脊髄の異常の有無を調べるMRI 検査:脊髄の損傷度合いを調べる