かいりしょうぐん/かいりしょう(かいりせいしょうがい)
解離症群 / 解離症(解離性障害)
自分が自分であるという感覚が失われた状態。従来ヒステリーと呼ばれたものや、ストレスや心的外傷とも関係する
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最終更新: 2026.05.31
解離症群 / 解離症(解離性障害)の基礎知識
POINT 解離症群 / 解離症(解離性障害)とは
記憶、意識、自分が自分であるという感覚などが一時的にまとまりを失う病気です。代表的な症状として、重要な出来事を思い出せなくなる解離性健忘や、あたかも自分を外から眺めているように感じる離人感、自分の周囲が現実ではないように感じる現実感消失などがあります。強いストレスや心理的な負担が関係することがありますが、症状の現れ方は人によって異なります。似た病気として、身体の麻痺やけいれん様発作などが現れる転換症があります。診断の際には、てんかん、脳の病気、薬剤の影響など、他の原因がないかを確認します。治療では、安心して過ごせる環境を整えながら、必要に応じて精神療法などを行います。解離症が心配な人やその家族は、精神科や心療内科を受診してください。
解離症群 / 解離症(解離性障害)について
- 解離症:自分が自分であるという感覚が一時的にまとまりを失い、生活に支障を来たしてしまう病気
- 本来1つにまとまっているはずの記憶や意識、感情やアイデンティティといった感覚をまとめる能力が一時的に失われてしまうことにより、社会的生活を営むことが困難となってしまうと考えられている
- 転換症との違い:解離症では主に記憶や意識、自分らしさの感覚に症状が現れ、転換症では
麻痺 、歩行障害、けいれん様発作 など身体症状として現れることが多い - 極度のストレスや心的外傷(トラウマ)が引き金となって
発症 することがある- 子どもの頃に受けた虐待や不当な扱い
- 衝撃的な出来事(事故、事件など)の体験や目撃
- 耐えがたい心理的葛藤から、受け入れがたい情報や感情を意識から切り離さざるをえなくなった体験
- 子どもでも成人でも、男女ともに起こる可能性がある
- 明らかな原因やきっかけがない場合もある
- 従来ヒステリーと言われてきた状態は解離症と重なる
解離症群 / 解離症(解離性障害)の症状
- 解離性健忘:ある出来事や特定の時期の記憶が抜け落ちる
- 解離性遁走(とんそう):突然旅行や放浪に出て行方をくらます
- 離人症:あたかも自分を外から眺めているように感じられる
- 現実感消失:周囲の世界が現実ではないように感じる
- 解離性同一性症(
解離性同一性障害 )- 複数の人格のように見える状態が交代で現れる
- 文化によっては憑依(霊がとりついている)と解釈される
- 解離性健忘をともなう
- 生活への影響:症状によって学校、仕事、家庭生活などに支障が出ることがある
- 小児での症状:遅刻や欠席が増える・成績が落ちる・登校できなくなる など
解離症群 / 解離症(解離性障害)の検査・診断
解離症群 / 解離症(解離性障害)の治療法
- 精神療法:症状の背景にあるストレス、心的外傷、対人関係の問題などを整理し、安心して相談できる関係の中で症状への対処を少しずつ身につける
- 環境調整:本人が安心して過ごせるように、家庭、学校、職場などの環境を整える
- 家族や周囲への説明:病気の特徴を理解してもらい、症状を否定したり、無理に思い出させたりしないようにする
- 薬物療法:解離症そのものを直接治す薬はないが、うつ病、不安症、不眠などを伴う場合に薬を使うことがある
- 併存症の治療:うつ病、不安症、心的外傷後ストレス障害などがある場合は、それぞれに応じた治療を行う
経過観察 :症状が変化したり、再発したりすることがあるため、長期的に経過をみ
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