にじせいひんけつ(しょうこうせいひんけつ)
二次性貧血(症候性貧血)
血液の病気以外の原因(感染症、悪性腫瘍など)で起こる貧血
7人の医師がチェック 96回の改訂 最終更新: 2017.12.08

二次性貧血(症候性貧血)の基礎知識

POINT 二次性貧血(症候性貧血)とは

血液中に含まれる細胞である赤血球は、酸素を全身に運ぶ役割を持っています。この赤血球が正常よりも少ない状態を貧血といいます。貧血の原因として非常に多いのは、鉄分が不足することによる鉄欠乏性貧血ですが、他にも様々な貧血の原因があります。そのうちの一つとして二次性貧血があります。二次性貧血は、感染症や悪性腫瘍といった他の病気などの影響によって結果的に貧血が起きている状態を指します。症状としてはその他の貧血と同様に、めまい、立ちくらみ、動悸、息切れ、疲れやすさなどが出ます。診断は二次性貧血を起こしそうな病気の有無を見極めたうえで、採血検査により行います。治療は貧血の原因となっている病気の治療が行われます。二次性貧血が心配な方や治療したい方は、二次性貧血が疑われる状況では既に何らかの病気などの存在がある程度分かっているはずなので、その病気を専門とする各診療科を受診してください。

二次性貧血(症候性貧血)について

  • 血液の病気以外の原因(感染症悪性腫瘍など)で起こる貧血
    • 感染症や悪性腫瘍などの病気では、炎症の影響でうまく赤血球が作れずに貧血を起こしてしまうことがある
    • 免疫細胞が体の中の鉄を取り込んでしまうため、鉄を大量に必要とする赤血球を作ることができないことがある
    • 慢性的に炎症が生じる疾患に加えて、肝臓や腎臓の機能低下が原因となるものも二次性貧血には含まれる
  • 主な原因となる病気

二次性貧血(症候性貧血)の症状

  • 症状はその他の原因による貧血と同様
    • 顔色がわるい
    • 呼吸困難
    • めまい
    • 立ちくらみ
    • 疲れやすい
    • 動悸
    • 息切れ

二次性貧血(症候性貧血)の検査・診断

  • 血液検査:血液の状態を調べる
    • 赤血球の量や形態を調べる
    • ヘモグロビン貧血の程度を表す)を確認する
    • エリスロポエチン濃度(慢性腎臓病が原因の貧血の場合)
    • 血液中の鉄の量、動態を調べる:鉄、フェリチンなど
  • その他に原因となる病気に関する検査を行う

二次性貧血(症候性貧血)の治療法

  • 基本的な治療方針
    • 二次性貧血の原因である基礎疾患の治療が基本であり最も重要(難しい場合もある)
    • あまりにも高度の貧血の場合や、貧血が急激に進んでいる場合は輸血を行うことがある


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