処方薬
ラスビック錠75mg
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ラスビック錠75mgの基本情報

ラスビック錠75mgの概要

商品名 ラスビック錠75mg
一般名 ラスクフロキサシン塩酸塩錠
薬価・規格 296.3円 (75mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 杏林製薬
YJコード 6241019F1021
レセプト電算コード 622696001
添付文書PDFファイル

ラスビック錠75mgの主な効果と作用

  • 病気(感染症)の原因となる菌を殺すお薬です。
  • ニューキノロン系の抗菌剤です。細菌のDNAが増えるのをおさえて菌を殺す働きがあります。

ラスビック錠75mgの用途

ラスビック錠75mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

下痢、悪心、好酸球数増加、白血球数減少、皮膚そう痒症、発疹、γ-GTP上昇、頭痛、血中インスリン増加、尿中蛋白陽性

起こる可能性のある重大な副作用

白血球減少症、間質性肺炎、発熱、咳嗽、胸部X線異常、好酸球増多、ショック、アナフィラキシー、呼吸困難、血圧低下、浮腫、発赤、QT延長、心室頻拍、Torsade de pointes、低血糖、偽膜性大腸炎、血便、重篤な大腸炎、腹痛、頻回の下痢、アキレス腱炎、腱断裂、腱障害、腱周辺の痛み、肝機能障害、AST上昇、ALT上昇、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、急激な腎機能悪化、痙攣、錯乱、せん妄、精神症状、重症筋無力症悪化、大動脈瘤、大動脈解離

ラスビック錠75mgの用法・用量

  • 通常、成人には、ラスクフロキサシンとして1回75mgを1日1回経口投与する
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ラスビック錠75mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • 過敏症
    • 虚血性心疾患
    • 痙攣性疾患
    • 重症筋無力症
    • 重篤な心疾患
    • てんかん
    • 不整脈
    • 大動脈瘤
    • 中等度以上の肝機能障害
    • 大動脈解離
    • マルファン症候群
    • 大動脈解離のリスク因子を有する
    • 大動脈瘤のリスク因子を有する

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ラスビック錠75mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
アルミニウム<服用> 本剤の効果が減弱
マグネシウム製剤経口剤 本剤の効果が減弱
カルシウム経口剤 本剤の効果が減弱
鉄剤<服用> 本剤の効果が減弱
亜鉛を含有する経口剤 本剤の効果が減弱
アルミニウムを含有する制酸剤<経口> 本剤の効果が減弱
マグネシウム含有制酸剤<経口> 本剤の効果が減弱
カルシウム含有制酸剤<経口> 本剤の効果が減弱
鉄を含有する制酸剤<服用> 本剤の効果が減弱
亜鉛を含有する制酸剤<服用> 本剤の効果が減弱
ミネラル入りビタミン剤<服用> 本剤の効果が減弱
フェニル酢酸系非ステロイド性消炎鎮痛剤 痙攣
プロピオン酸系非ステロイド性消炎鎮痛剤 痙攣
フルルビプロフェン 痙攣
リファンピシン類 本剤の作用が減弱
フェニトイン 本剤の作用が減弱
カルバマゼピン 本剤の作用が減弱
テオフィリン 作用を増強
アミノフィリン製剤 作用を増強
1a群不整脈用剤 QT延長
キニジン QT延長
プロカインアミド QT延長
3群不整脈用剤 QT延長
アミオダロン QT延長
ソタロール QT延長
副腎皮質ステロイド剤<注射剤・経口剤> 腱障害のリスクが増大
プレドニゾロン<注射剤・経口剤> 腱障害のリスクが増大
ヒドロコルチゾン<経口剤及び注射剤> 腱障害のリスクが増大

飲食物との組み合わせ注意

  • アルミニウムを含むもの
  • カルシウムを含むもの<干しえび、バジル、煮干し、牛乳、乳製品 など>
  • マグネシウムを含むもの<海苔、わかめ、バジル、昆布、ひじき など>
  • 亜鉛を含むもの<かき、小麦、あわび、パプリカ、からすみ など>
  • 鉄分を含むもの<バジル、海苔、あゆ、ひじき、あさり など>
  • ミネラル入りのビタミンを含むもの

ラスビック錠75mgと主成分が同じ薬

  • 内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
    薬価 296.3円 (75mg1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
    製造会社 杏林製薬
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ラスビック錠75mgに関係する解説

ニューキノロン系抗菌薬

  • ラスビック錠75mgは、ニューキノロン系抗菌薬に分類される。
  • ニューキノロン系抗菌薬とは、細菌の増殖に必要な酵素を阻害して殺菌的に抗菌作用をあらわす薬。

ニューキノロン系抗菌薬の代表的な商品名

  • ジェニナック
  • アベロックス
  • オゼックス
  • シプロキサン
  • クラビット
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