処方薬
ジスロマック錠600mg
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ジスロマック錠600mgの基本情報

ジスロマック錠600mgの概要

商品名 ジスロマック錠600mg
一般名 アジスロマイシン水和物錠
薬価・規格 505.0円 (600mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 ファイザー
ブランド ジスロマック細粒小児用10% 他
YJコード 6149004F2024
レセプト電算コード 610451034
識別コード PFIZER
添付文書PDFファイル

ジスロマック錠600mgの主な効果と作用

  • 病気(感染症)の原因となる菌を殺すお薬です。
  • マクロライド系の抗生物質です。細菌のタンパク質の合成を阻害して細菌の増殖をおさえる働きがあります。
  • 後天性免疫不全症候群における播種性マイコバクテリウム・アビウムコンプレックス(MAC)症の発症抑制および治療をするお薬です。

ジスロマック錠600mgの用途

ジスロマック錠600mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

発疹、腹痛、下痢、悪心、嘔吐、皮膚そう痒症、皮膚変色、脱毛、ヘモグロビン減少、顆粒球数減少、血小板数減少

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、アナフィラキシー、呼吸困難、喘鳴、血管浮腫、中毒性表皮壊死融解症、Toxic Epidermal Necrolysis、TEN、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、急性汎発性発疹性膿疱症、薬剤性過敏症症候群、発熱、肝機能障害、リンパ節腫脹、白血球増加、好酸球増多、異型リンパ球出現、遅発性の重篤な過敏症状、ヒトヘルペスウイルス6再活性化、HHV-6再活性化、ウイルス再活性化、肝炎、黄疸、肝不全、偽膜性大腸炎、出血性大腸炎、重篤な大腸炎、頻回の下痢、血便、間質性肺炎、好酸球性肺炎、咳嗽、胸部X線異常、QT延長、心室性頻脈、Torsade de pointes、白血球減少、顆粒球減少、血小板減少、横紋筋融解症、筋肉痛、脱力感、CK上昇、血中ミオグロビン上昇、尿中ミオグロビン上昇、急性腎障害、乏尿、血中クレアチニン値上昇、腎機能低下

上記以外の副作用

白血球数減少、貧血、ALT増加、AST増加、肝機能検査異常、ALP増加、γ-GTP増加、血中ビリルビン増加、LDH増加、頻尿、クレアチニン増加、鼓腸放屁、消化不良、食欲不振、消化管障害、腹部不快感、胃炎、舌変色、頭痛、めまい、味覚異常、不眠症、カンジダ症、ぶどう膜炎、視力障害、眼痛、結膜炎、関節痛、耳鳴、難聴、聴力低下、耳障害、低カリウム血症、脱水、疲労、倦怠感、口渇、無力症、疼痛、浮腫、肺炎、蕁麻疹、アトピー性皮膚炎増悪、光線過敏性反応、皮膚水疱、皮膚剥離、多形紅斑、紅斑、寝汗、多汗症、皮膚乾燥、好酸球数増加、血小板数増加、好塩基球数増加、リンパ球数減少、白血球数増加、プロトロンビン時間延長、潮紅、血栓性静脈炎、血圧低下、動悸、血圧上昇、BUN増加、尿中蛋白陽性、腎臓痛、排尿困難、尿潜血陽性、腹部膨満、便秘、腹鳴、口内炎、口唇のあれ、黒毛舌、舌炎、舌苔、口のしびれ感、舌のしびれ感、おくび、口内乾燥、唾液増加、膵炎、アフタ性口内炎、口腔内不快感、口唇炎、傾眠、感覚鈍麻、失神、痙攣、振戦、激越、嗅覚異常、無嗅覚、神経過敏、不安、錯感覚、攻撃性、灼熱感、膣炎、真菌感染、胃腸炎、咽頭炎、皮膚感染、β溶血性レンサ球菌感染、眼瞼浮腫、霧視、頚部痛、背部痛、四肢痛、関節腫脹、鼻出血、アレルギー性鼻炎、くしゃみ、ラ音、気管障害、低音性連続性ラ音、鼻部障害、鼻閉、鼻漏、羊鳴性気管支音、痰貯留、嗄声、耳痛、精巣痛、不正子宮出血、卵巣嚢腫、血中カリウム増加、血中カリウム減少、血中重炭酸塩減少、胸痛、気分不良、浮遊感、低体温、不整脈、咽喉頭異物感、局所腫脹、粘膜異常感覚

ジスロマック錠600mgの用法・用量

  • 〈発症抑制〉成人にはアジスロマイシンとして、1200mg(力価)を週1回経口投与する
  • 〈治療〉成人にはアジスロマイシンとして、600mg(力価)を1日1回経口投与する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 治療に関する海外臨床試験においてエタンブトールとの併用効果が示されているため、治療の際にはエタンブトール(1日15mg/kg)と併用すること
  • 7.2. 治療に際してはエタンブトールに加え、医師の判断によりMACに対する抗菌活性(in vitro)を有する他の抗菌薬を併用することが望ましい
  • 7.3. 本剤を使用する際には、投与期間、併用薬について国内外の学会のガイドライン等、最新の情報を参考にし、投与すること
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ジスロマック錠600mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ジスロマック錠600mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
制酸剤 アジスロマイシンの最高血中濃度低下
水酸化マグネシウム アジスロマイシンの最高血中濃度低下
水酸化アルミニウム アジスロマイシンの最高血中濃度低下
ワルファリン 国際標準化プロトロンビン比上昇
シクロスポリン 最高血中濃度の上昇、血中濃度半減期の延長
ネルフィナビル アジスロマイシン濃度・時間曲線下面積<AUC>及び平均最高血中濃度の上昇
ジゴキシン 中毒の発現リスク上昇
ベネトクラクス 当該薬剤の効果が減弱

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ジスロマック錠600mgに関係する解説

マクロライド系抗菌薬

  • ジスロマック錠600mgは、マクロライド系抗菌薬に分類される。
  • マクロライド系抗菌薬とは、細菌のタンパク質合成を阻害し細菌の増殖を抑えることで抗菌作用をあらわす薬。

マクロライド系抗菌薬の代表的な商品名

  • エリスロシン
  • クラリス,クラリシッド
  • ジスロマック
  • ジョサマイ,ジョサマイシン
  • アセチルスピラマイシン
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