ナイキサン錠100mgの副作用
※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。
人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。
また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。
主な副作用
発疹、そう痒、胃部不快感、胃痛、悪心、嘔吐、食欲不振、下痢、便秘、口内炎、眠気
起こる可能性のある重大な副作用
ショック、PIE症候群、好酸球増多、肺浸潤、発熱、咳嗽、喀痰、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、胃腸出血、潰瘍、再生不良性貧血、溶血性貧血、無顆粒球症、血小板減少、糸球体腎炎、間質性腎炎、腎乳頭壊死、ネフローゼ症候群、腎不全、表皮水疱症、表皮壊死、多形性紅斑、胃腸穿孔、大腸炎、劇症肝炎、聴力障害、視力障害、無菌性髄膜炎、血管炎
上記以外の副作用
浮腫、過敏症、蕁麻疹、光線過敏症、痙攣、集中力低下、見当識障害、不眠症、脱毛、腹部膨満感、口渇、血小板機能低下、出血時間延長、黄疸、AST上昇、ALT上昇、めまい、頭痛、手足のしびれ感、耳鳴、聴力減退、心悸亢進、脱力感、血尿
ナイキサン錠100mgの用法・用量
- 通常、成人にはナプロキセンとして1日量300~600mg(本剤3~6錠)を2~3回に分け、なるべく空腹時をさけて経口投与する
- 痛風発作には初回400~600mg(本剤4~6錠)を経口投与する
- 頓用する場合及び外傷後並びに術後初回には300mg(本剤3錠)を経口投与する
- (用法及び用量に関連する注意)7.1. 他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。
※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。
薬剤名 |
影響 |
ヒダントイン系抗てんかん剤 |
血中濃度が上昇し作用が増強 |
フェニトイン |
血中濃度が上昇し作用が増強 |
スルホニルウレア系薬剤 |
作用が増強<低血糖> |
クロルプロパミド |
作用が増強<低血糖> |
トルブタミド |
作用が増強<低血糖> |
グリベンクラミド |
作用が増強<低血糖> |
血液凝固阻止剤 |
出血の危険性が増大 |
ワルファリン |
出血の危険性が増大 |
ダビガトランエテキシラート |
出血の危険性が増大 |
抗血小板剤 |
出血の危険性が増大 |
クロピドグレル |
出血の危険性が増大 |
プロベネシド |
本剤の血中濃度が上昇し半減期が延長 |
メトトレキサート製剤 |
血中濃度が上昇し副作用<骨髄抑制・腎機能不全等>が増強 |
血圧降下剤 |
降圧作用及び利尿作用が低下 |
β-遮断剤 |
降圧作用及び利尿作用が低下 |
利尿剤 |
降圧作用及び利尿作用が低下 |
ACE阻害剤 |
降圧作用及び利尿作用が低下、腎障害 |
アンジオテンシン2受容体拮抗剤 |
降圧作用及び利尿作用が低下、腎障害 |
リチウム製剤 |
中毒<振戦・悪心・嘔吐等> |
炭酸リチウム |
中毒<振戦・悪心・嘔吐等> |
ジドブジン製剤 |
血中濃度が上昇し副作用<骨髄抑制等> |
ニューキノロン系抗菌剤 |
痙攣発作が増強 |
エノキサシン |
痙攣発作が増強 |
イグラチモド |
胃腸障害の発現率が増加、消化性潰瘍 |
アスピリン製剤<抗血小板剤として投与している場合> |
血小板凝集抑制作用を減弱 |