処方薬
ナイキサン錠100mg
先発

ナイキサン錠100mgの基本情報

ナイキサン錠100mgの概要

商品名 ナイキサン錠100mg
一般名 ナプロキセン錠
薬価・規格 5.9円 (100mg1錠)
薬の形状
内用薬 > 錠剤 > 錠
内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
製造会社 ニプロESファーマ
YJコード 1149007F1142
レセプト電算コード 620002531
識別コード TA124
添付文書PDFファイル

ナイキサン錠100mgの主な効果と作用

  • 痛みや炎症の原因となる物質(プロスタグランジン)が作られるのをおさえる働きがあります。
  • 炎症による痛みやはれをやわらげ、熱を下げるお薬です。

ナイキサン錠100mgの用途

ナイキサン錠100mgの副作用

※ 副作用とは、医薬品を指示どおりに使用したにもかかわらず、患者に生じた好ましくない症状のことを指します。 人により副作用の発生傾向は異なります。記載されている副作用が必ず発生するものではありません。 また、全ての副作用が明らかになっているわけではありません。

主な副作用

発疹、そう痒、胃部不快感、胃痛、悪心、嘔吐、食欲不振、下痢、便秘、口内炎、眠気

起こる可能性のある重大な副作用

ショック、PIE症候群、好酸球増多、肺浸潤、発熱、咳嗽、喀痰、皮膚粘膜眼症候群、Stevens-Johnson症候群、胃腸出血、潰瘍、再生不良性貧血、溶血性貧血、無顆粒球症、血小板減少、糸球体腎炎、間質性腎炎、腎乳頭壊死、ネフローゼ症候群、腎不全、表皮水疱症、表皮壊死、多形性紅斑、胃腸穿孔、大腸炎、劇症肝炎、聴力障害、視力障害、無菌性髄膜炎、血管炎

上記以外の副作用

浮腫、過敏症、蕁麻疹、光線過敏症、痙攣、集中力低下、見当識障害、不眠症、脱毛、腹部膨満感、口渇、血小板機能低下、出血時間延長、黄疸、AST上昇、ALT上昇、めまい、頭痛、手足のしびれ感、耳鳴、聴力減退、心悸亢進、脱力感、血尿

ナイキサン錠100mgの用法・用量

  • 通常、成人にはナプロキセンとして1日量300~600mg(本剤3~6錠)を2~3回に分け、なるべく空腹時をさけて経口投与する
  • 痛風発作には初回400~600mg(本剤4~6錠)を経口投与する
  • 頓用する場合及び外傷後並びに術後初回には300mg(本剤3錠)を経口投与する
    • なお、年齢、症状により適宜増減する
  • (用法及び用量に関連する注意)7.1. 他の消炎鎮痛剤との併用は避けることが望ましい
※ 実際に薬を使用する際は、医師から指示された服用方法や使用方法・回数などを優先して下さい。

ナイキサン錠100mgの使用上の注意

病気や症状に応じた注意喚起

  • 以下の病気・症状がみられる方は、添付文書の「使用上の注意」等を確認してください
    • アスピリン喘息
    • 過敏症
    • 重篤な肝機能障害
    • 重篤な高血圧症
    • 重篤な腎機能障害
    • 重篤な心機能不全
    • 消化性潰瘍
    • 重篤な血液異常
    • 非ステロイド性消炎鎮痛剤等により誘発される喘息発作
    • 感染症
    • 潰瘍性大腸炎
    • クローン病
    • 腎血流量低下
    • 出血傾向
    • 消耗性疾患
    • 非ステロイド性消炎鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍
    • 血液異常<重篤な血液異常を除く>
    • 肝機能障害<重篤な肝機能障害を除く>
    • 高血圧症<重篤な高血圧症を除く>
    • 腎機能障害<重篤な腎機能障害を除く>
    • 気管支喘息<アスピリン喘息又はその既往歴を除く>
    • 心機能障害<重篤な心機能不全を除く>

患者の属性に応じた注意喚起

年齢や性別に応じた注意喚起

ナイキサン錠100mgの注意が必要な飲み合わせ

※ 薬は飲み合わせによって身体に悪い影響を及ぼすことがあります。 飲み合わせに関して気になることがあれば、担当の医師や薬剤師に相談してみましょう。

薬剤名 影響
ヒダントイン系抗てんかん剤 血中濃度が上昇し作用が増強
フェニトイン 血中濃度が上昇し作用が増強
スルホニルウレア系薬剤 作用が増強<低血糖>
クロルプロパミド 作用が増強<低血糖>
トルブタミド 作用が増強<低血糖>
グリベンクラミド 作用が増強<低血糖>
血液凝固阻止剤 出血の危険性が増大
ワルファリン 出血の危険性が増大
ダビガトランエテキシラート 出血の危険性が増大
抗血小板剤 出血の危険性が増大
クロピドグレル 出血の危険性が増大
プロベネシド 本剤の血中濃度が上昇し半減期が延長
メトトレキサート製剤 血中濃度が上昇し副作用<骨髄抑制・腎機能不全等>が増強
血圧降下剤 降圧作用及び利尿作用が低下
β-遮断剤 降圧作用及び利尿作用が低下
利尿剤 降圧作用及び利尿作用が低下
ACE阻害剤 降圧作用及び利尿作用が低下、腎障害
アンジオテンシン2受容体拮抗剤 降圧作用及び利尿作用が低下、腎障害
リチウム製剤 中毒<振戦・悪心・嘔吐等>
炭酸リチウム 中毒<振戦・悪心・嘔吐等>
ジドブジン製剤 血中濃度が上昇し副作用<骨髄抑制等>
ニューキノロン系抗菌剤 痙攣発作が増強
エノキサシン 痙攣発作が増強
イグラチモド 胃腸障害の発現率が増加、消化性潰瘍
アスピリン製剤<抗血小板剤として投与している場合> 血小板凝集抑制作用を減弱

ナイキサン錠100mgと主成分が同じ薬

  • 内用薬 > 錠剤 > 錠のアイコン
    薬価 5.9円 (100mg1錠)
    薬の形状 内用薬 > 錠剤 > 錠
    製造会社 ニプロESファーマ
    先発
主成分が同じ薬をすべて見る

ナイキサン錠100mgに関係する解説

非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・坐剤・注射剤)

  • ナイキサン錠100mgは、非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・坐剤・注射剤)に分類される。
  • 非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・坐剤・注射剤)とは、体内で炎症などを引きおこす体内物質プロスタグランジンの生成を抑え、炎症や痛みなどを抑え、熱を下げる薬。

非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・坐剤・注射剤)の代表的な商品名

  • ロキソニン
  • アスピリン
  • セレコックス
  • ボルタレン
  • ナイキサン
非ステロイド性抗炎症薬 (NSAIDs)(内服薬・坐剤・注射剤)についての詳しい解説を見る