みずちゅうどく
水中毒
水分の摂り過ぎによって低ナトリウム血症を起こし、頭痛や倦怠感、痙攣を起こす病気
3人の医師がチェック 59回の改訂 最終更新: 2019.01.28

水中毒の基礎知識

POINT 水中毒とは

水分のとりすぎによってナトリウムという血液成分の1つが薄まり、頭痛や倦怠感、痙攣を起こす病気のことです。心的なストレスによって水をたくさん飲んでしまう「心因性多飲」が引き金になることが多く、その他には口渇感が強く出る糖尿病なども原因になります。水分の制限が治療になり、身体の中の水分量が落ち着くと、症状も落ち着いてきます。水中毒は内科で診療が行われることが多いです。

水中毒について

  • 水分の摂り過ぎによって低ナトリウム血症を起こし、頭痛や倦怠感、痙攣を起こす病気
  • 原因は過剰な水分の摂り過ぎ
    • 人が尿や汗から水分を排泄するスピードを超えて水分を摂取することで、体の中に水分が溜まり、血液中のナトリウム濃度が低くなる
  • 症状は頭痛や倦怠感から始まり、さらに進行すると痙攣を起こす
  • 水を飲みたくてしかたがなくなる状態のことではない
    • 心因性多飲(心的なストレスにより水をたくさん飲んでしまう)が原因となって水中毒が引き起こされることもある
    • 水を飲みたくてしかたがなくなる場合には、糖尿病の存在や心理的な背景を調べる必要がある
  • 水中毒を起こしやすい人
    • 自閉症や統合失調症などの精神疾患の人、抗精神病薬を内服している人
    • 中枢性尿崩症に対してデスモプレシンの点鼻や内服を行っている人

水中毒の症状

  • 低ナトリウム血症の症状として、初期から見られやすいもの
    • 倦怠感
    • 頭痛
    • 吐き気、嘔吐 など
  • 重症化すると出現する症状
    • 意識障害(傾眠、性格変化、錯乱、昏睡)
    • けいれん

水中毒の検査・診断

  • 血液検査、尿検査
    • 血液中、尿中のナトリウム濃度を測定する
    • 低ナトリウム血症を引き起こす他の病気がないかを確認するためにも行われる

水中毒の治療法

  • 水を飲みすぎないようにすることが最大の治療
    • 入院の上で、水分摂取を適切な範囲内に数日間留めるだけで回復する場合がほとんど
  • 原因となる病気や薬剤がある場合は、それに応じた治療を受ける

水中毒のタグ

水中毒に関わるからだの部位