だんでぃーうぉーかーしょうこうぐん
ダンディー・ウォーカー症候群
胎児の間の脳の形成異常により、発達障害や心不全を来たす病気
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最終更新: 2022.01.11
ダンディー・ウォーカー症候群の基礎知識
POINT ダンディー・ウォーカー症候群とは
胎児の脳の形成異常によって、発達障害や心不全が起こる病気のことです。脳に袋状の空間ができてしまい、それによって脳を循環する脳脊髄液の流れが悪くなります。糖尿病や飲酒、ワーファリンの内服、サイトメガロウイルス、風疹などが母体にあるとリスクが高まるとされています。ダンディー・ウォーカー症候群になると頭痛や嘔吐、精神運動発達の遅れなどが現れます。その他にもさまざまな症状が現れる可能性があります(下記参照)。疑いがある人に対して、頭部CT検査や頭部MRI検査が行われ、脳脊髄液の流れを良くするための治療(VPシャント術)や嚢胞の切除が行われます。ダンディー・ウォーカー症候群の人は小児科や脳神経外科で診療が行われます。
ダンディー・ウォーカー症候群について
- 胎児の間の脳の形成異常により、発達障害や心不全を来たす病気
- 主な原因
- 脳に袋状の空間ができてしまい、それによって
脳脊髄液 が流れる空間が圧迫されて流れなくなってしまう - これが原因となって水頭症が起こる
- 脳に袋状の空間ができてしまい、それによって
- 発生の頻度
- 出生25,000-35,000人に1例程度
- ほとんどが遺伝性ではない
- 母親が妊娠中に以下の状態になると子どもがダンディー・ウォーカー症候群になりやすいと考えられている
- 糖尿病
- 飲酒
- ワーファリンの内服
- サイトメガロウイルス感染
- 風疹感染 など
ダンディー・ウォーカー症候群の症状
ダンディー・ウォーカー症候群の検査・診断
- 主な検査
頭部CT検査 頭部MRI 検査
ダンディー・ウォーカー症候群の治療法
ダンディー・ウォーカー症候群のタグ
ダンディー・ウォーカー症候群に関わるからだの部位


