じこめんえきせいすいえん
自己免疫性膵炎
免疫の異常により免疫細胞が自分の膵臓を攻撃する病気
6人の医師がチェック 48回の改訂 最終更新: 2017.09.04

自己免疫性膵炎の基礎知識

POINT 自己免疫性膵炎とは

免疫の異常により免疫細胞が自分の膵臓を攻撃する病気です。膵臓を攻撃している免疫細胞の種類により1型と2型に分けられます。症状として腹痛や黄疸が現れます。膵臓が攻撃されているか確認するため血液検査を行ったり、CT検査、MR検査、超音波検査などで膵臓が腫れているかを確認します。 膵臓が腫れる病気には膵がんが存在していることがあるため、がんの有無を確認することが非常に重要です。治療としてはステロイドの内服を行います。膵管や胆管閉塞により緊急性が高い場合にはドレナージチューブを内視鏡を用いて入れることもあります。診断や治療のためには消化器内科を受診してください。

自己免疫性膵炎について

  • 免疫の異常により免疫細胞が自分の膵臓を攻撃する病気
  • 膵臓を攻撃する免疫細胞の種類により2つのタイプに分けられる()
    • 1型自己免疫性膵炎
      リンパ球が攻撃している
      ・日本に多い
      ・高齢男性に多い
      IgG4関連疾患と関連する
    • 2型自己免疫性膵炎
      好中球が攻撃している
      ・欧米に多い
      ・比較的若い人に多い

自己免疫性膵炎の症状

  • 主な症状
    • 腹痛
    • 背部痛
    • 黄疸
    • 体重減少
  • 自己免疫の異常による涙腺炎、唾液腺炎胆管炎などが起こることもある

自己免疫性膵炎の検査・診断

  • 血液検査
    • 膵臓の機能や炎症、血液中の抗体など免疫に関して検査
  • 画像検査
    • 腹部超音波検査
    • 腹部CT検査
    • 腹部MRI検査
    • MRCP、ERCP検査 など
        ※画像検査では腫れている膵臓が確認されます
  • 膵臓がん慢性膵炎胆管がんなどの他の病気ではないことも併せて検査することが重要
    • ステロイド薬の治療を開始して、その効果が低い場合に追加で検査することもある

自己免疫性膵炎の治療法

  • ステロイドの内服による治療を行う
    • 内服の量は状態を見て減量するが、長期間にわたる内服が必要になることが多い
  • 黄疸などがある場合は胆道ドレナージなどの治療を行ってから内服治療を行うこともある


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自己免疫性膵炎に関わるからだの部位

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