あせとんけっしょうせいおうとしょう(しゅうきせいおうとしょう)
アセトン血性嘔吐症(周期性嘔吐症)
激しい嘔吐を繰り返す小児の病気で、周期性嘔吐症とも呼ばれる
11人の医師がチェック 46回の改訂 最終更新: 2019.02.04

アセトン血性嘔吐症(周期性嘔吐症)の基礎知識

POINT アセトン血性嘔吐症(周期性嘔吐症)とは

激しい嘔吐を繰り返す小児の病気で、周期性嘔吐や自家中毒と呼ばれることもあります。アセトンは脂肪を分解してエネルギーとして使った際にできる物質の1つです。このアセトンが過剰に増えることで嘔吐などの症状が起こると考えられていますが、アセトンが増加する理由については分かってはいません。2歳から10歳にしばしばみられ、思春期になると多くは自然に治ります。尿検査や血液検査によって診断が行われます。他の嘔吐の原因となる病気が隠れていないかを確認するために超音波検査が行われることがあります。嘔吐時には安静にして、点滴で状態を落ち着けます。夕食を摂らないと、発症しやすいことがわかっているので、必ず摂ることが予防になります。アセトン血性嘔吐症が心配な人は小児科を受診してください。

アセトン血性嘔吐症(周期性嘔吐症)について

  • 激しい嘔吐を繰り返す小児の病気で、周期性嘔吐症自家中毒とも呼ばれる
    • 脂肪を分解してエネルギーとして使った際に出るアセトンが血液中に過剰に増えることが原因
    • アセトンが増加する原因は不明
    • 片頭痛と関連していると言われている
  • 2〜10歳の子供の2%程度に診られ、思春期になると多くは自然に治る 
    • 6歳ごろがピーク
  • 周期性嘔吐症の子供の30%は片頭痛を患う
  • 精神的ストレスや緊張、感染症、疲労、月経などが引き金となって発症することが多い
  • やせ傾向の乳幼児が早朝空腹時に起こしやすい
  • 数年の経過により自然に治癒する

アセトン血性嘔吐症(周期性嘔吐症)の症状

  • 主な症状
    • 嘔吐
    • 腹痛
    • 食欲不振
    • だるさ
  • 症状が起こる前に急に元気がなくなったり、腹痛が前兆となったりする
  • 吐物や呼気からは、リンゴの発酵したような臭い(アセトン臭)がする
    • 発作が年に何回も起こる

アセトン血性嘔吐症(周期性嘔吐症)の検査・診断

  • 症状の聴取
  • 他の嘔吐を起こすような疾患がないことを確認する
    • 尿検査
    • 血液検査
    • 腹部超音波検査   など

アセトン血性嘔吐症(周期性嘔吐症)の治療法

  • 他の原因で嘔吐していないか、確認することが大切
  • 安静と輸液で全身状態を安定させる
  • 脱水を改善させ糖分を補うことにより、1回の症状は1-3日の間に落ち着くことが多い
  • 予防
    • 夕食をとらずに寝ると発症する危険が高いので、絶対に避ける
    • チョコレートなど脂肪分が多いものの摂りすぎも発症の誘因になるので注意が必要

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