まんせいふくびくうえん(ちくのうしょう)
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)
急性副鼻腔炎が治りきらずに慢性化したもの。一般的には蓄膿症と呼ばれることも多い
11人の医師がチェック 84回の改訂 最終更新: 2026.03.27

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の知識

鼻水や鼻づまりを起こす病気のうち、慢性副鼻腔炎では2-3ヶ月以上、ねばっこい鼻水や色のついた鼻水、咳、頭痛などが続くものです。蓄膿症という呼び名でも、古くから馴染みのある慢性副鼻腔炎について説明します。

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)とは?

慢性副鼻腔炎ではねばっこい鼻水や色のついた鼻水、咳、頭痛などが2-3ヶ月以上続くきます。蓄膿症という呼び名で馴染みのある慢性副鼻腔炎の症状・原因・治療について説明します。

副鼻腔とは?

副鼻腔(ふくびくう)は、鼻の近くにある骨の空洞です。鼻の中(鼻腔)と副鼻腔は小さな通り道でつながっており、空気の出入りや分泌物の排出が行われています。慢性副鼻腔炎は、この副鼻腔に炎症が続く病気です。まずは、炎症が起こる「副鼻腔」について詳しく説明します。

副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎とは違う?

副鼻腔炎(ふくびくうえん)は急性副鼻腔炎や慢性副鼻腔炎などの総称です。ここでは混同しやすい、急性副鼻腔炎と慢性副鼻腔炎の違いを中心に説明します。

好酸球性副鼻腔炎とは?

指定難病である好酸球性副鼻腔炎は、両側の鼻の中に多発性の鼻茸(はなたけ)ができやすく、手術を行っても再発しやすい、治療が長くなりやすいタイプの副鼻腔炎です。一般的な慢性副鼻腔炎とは病気の性質が異なるため、症状や治療の考え方も変わります。ここでは、どの点が違うのかを症状や治療を中心に整理します。

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の症状は?

かぜの症状が落ち着いたあとも、鼻づまりやねばっこい鼻水が長引き、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)になることがあります。一方で、症状がはっきりしない、あるいは軽くて気づきにくいまま経過するケースもあります。慢性副鼻腔炎では、どのような症状がみられるのか整理していきます。

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の原因は?

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)は、かぜなどをきっかけに起こる急性副鼻腔炎を繰り返すうちに、副鼻腔の粘膜の腫れや分泌物の停滞が続き、炎症が長引いた状態です。副鼻腔から分泌物がうまく排出されなくなると、炎症に関わる物質を含む分泌物がたまりやすくなり、症状が続く原因になります。慢性副鼻腔炎がどのような仕組みで起こるのかを整理します。

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の治療について

慢性副鼻腔炎の治療は、自宅でできるケアから薬物療法、手術まで幅広い選択肢があります。一方で、治療が長期化したり再発を繰り返したりすることがあり、「治りにくい病気」という印象につながることがあります。ここでは治療の全体像や、改善までの目安(どれくらいの期間を見込むか)、治療で生じる疑問を中心に整理します。

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の薬はどんな薬?

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の治療では、症状や病型に合わせて薬を組み合わせて使います。治療が数週間から数か月に及ぶこともあるため、効果だけでなく、注意点もあわせて理解しておくと安心です。ここでは、慢性副鼻腔炎の治療に用いられる主な薬について説明します。

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の手術について

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)では、点鼻や内服などの治療を続けても症状が十分に改善しない場合があります。そのようなとき、症状の重さや生活への支障を踏まえて、手術が治療の選択肢になります。手術は多くの場合、鼻の穴から内視鏡を入れて行う方法で、顔の皮膚を切らずに治療できます。この章では、手術を選ぶかどうかを自分でも整理できるように、「どんなときに検討するのか」「手術で何をするのか」「期待できる効果と注意点」を順番に説明します。