せんいきんつうしょう

線維筋痛症

慢性的な全身の痛みが起こる病気。痛みを伝える神経が敏感になることで起こると考えられているが、詳しいメカニズムは分かっていない。

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7人の医師がチェック 147回の改訂 最終更新: 2017.05.09

線維筋痛症の基礎知識

線維筋痛症について

  • 慢性的ある病気や症状が、完全に治癒しないまま長期的に持続している状態のことに全身の痛みとこわばりが起こる病気
    • 痛みを伝える神経が敏感になることで起こると考えられている
    • ただし、その詳しいメカニズムは分かっていない
  • 以下のような病気を合併ある病気や治療によって、他の病気や病態が引き起こされることすることが多いことが知られている
  • 日本では人口の約1.7%にみられる
    • 40-50代の女性に多い
    • 女性は男性の5倍患者がいる

線維筋痛症の症状

  • 広範囲での筋肉や関節の痛みやこわばりが起こる
    • 筋肉や、筋肉と骨を繋ぐ腱に痛みがおこることが多い
  • その他の症状
    • 頭痛や頭の重い感覚(頭重感)
    • しびれ、体のこわばり
    • めまい
    • 寝汗
    • 睡眠障害(不眠)、抑うつ元気がなく落ち込んでいる状態や気分のこと。医学的には「抑うつ」と呼ぶ。うつ病の症状の1つだが、必ずしもうつ病で起こるとは限らない
    • 疲労感
    • 耳鳴り・難聴
    • 動機
    • 呼吸困難感

線維筋痛症の検査・診断

  • 以下の症状を満たす場合に診断される
    • 痛みが体の広範囲に及ぶ
    • 痛みが3か月以上続くまたは再発する
  • 感染症何らかの病原体が引き起こす病気。細菌、ウイルス、真菌などが原因となることが多い。人から人へ直接うつらないものも含めた総称膠原病複数の臓器に炎症がみられる病気の総称。有名なものとしては関節リウマチ、全身性エリテマトーデスなどがある、神経疾患などで、似たような症状を起こす可能性がある病気を除外することが出来て初めて診断される

線維筋痛症の治療法

  • 治療法は大きく薬物治療と、非薬物治療に別れる
    • 薬物治療
      ・抗うつ薬
      ・神経障害性疼痛医学用語で、痛みのこと治療薬(ノイロトロピン、リリカなど)
    • 非薬物治療
      ・有酸素運動
      認知行動療法心理療法の一種で、自分の認識や考え方、行動を変えながら精神面での調子を整えていくための治療
       ・病気の理解を深めて納得度が向上することで、痛みが改善するという報告もある
  • 痛みが完全に回復することは難しい場合が多く、日々の生活になるべく支障が出ないように痛みをやわらげることが重要
    • 命に関わることはなく、合併症ある病気や治療によって引き起こされる、別の病気や病態のことや後遺症が残ることもない
    • 寿命が短くなることもない

線維筋痛症に関連する治療薬

プレガバリン(神経障害性疼痛治療薬)

  • 過剰に興奮した神経伝達を鎮め、神経が障害を受けることによる痛みを緩和する薬
    • 神経障害性疼痛は何らかの原因で神経が障害を受けて痛みがおこる
    • 神経細胞が興奮すると痛みを引き起こす神経伝達物質が過剰に放出され痛みが生じる
    • 本剤は神経の過剰な興奮を抑え、神経伝達物質の放出を抑える作用をもつ
  • 神経障害性疼痛の例
    • 腰痛症、坐骨神経痛、帯状疱疹後神経痛、糖尿病性神経障害など
プレガバリン(神経障害性疼痛治療薬)についてもっと詳しく

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