2015.10.16 | ニュース

線維筋痛症にバランストレーニングの効果は?

ランダム化比較試験により検証
from Archives of physical medicine and rehabilitation
線維筋痛症にバランストレーニングの効果は?の写真
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線維筋痛症は、全身の筋肉や関節の痛みを伴う原因不明の病気です。運動などの身体機能が妨げられる症状が出ることもあります。研究グループは、線維筋痛症患者に対するバランストレーニングが身体機能などに与える影響を調べました。

◆57人の線維筋痛症患者を対象としたランダム化比較試験

研究グループは、18-65歳の線維筋痛症患者57人をランダムに分け、片方のグループ(グループ1)は、柔軟性とバランスの訓練、もう片方のグループ(グループ2)には、柔軟性の訓練のみを行いました。訓練は6週に渡り行われ、バランス機能などに与える効果が比較されました。

 

◆バランストレーニングは、静的バランスと身体機能を改善する

研究の結果、以下のことが示されました。

グループ1は、全てのパラメータで統計学的に有意な改善がみられた(P<0.05)が、グループ2では、改善はみられなかった(P>0.05)。

2つのグループを比べると、グループ1においてKAT静的バランステスト(P=0.017)とFIQ指標(P=0.005)に有意差がみられた。

この結果は、バランストレーニングに静的バランスと身体機能を改善する効果があったことを示しています。

 

6週間のバランス機能に対するトレーニングが身体機能を改善するという結果でした。トレーニングの長期的効果については、更なる研究が待たれます。

 

執筆者

NK

参考文献

New Approach in Fibromyalgia Exercise Program: A Preliminary Study Regarding the Effectiveness of Balance Training.

Arch Phys Med Rehabil. 2015

[PMID: 26002204]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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