高尿酸血症の症状:高尿酸血症により起こる病気とその症状
高尿酸血症はそれ自体では症状が現れないことが多いです。ただし、高尿酸血症により痛風や尿路結石が起こることがあり、そうなると関節の痛み・腫れ、背中の痛み・
1. 高尿酸血症の症状

高尿酸血症はそれ自体では何も症状が現れないことが多いです。しかしながら、尿酸が高い状態が続いていると、過剰になった尿酸が関節、
2. 痛風
痛風は尿酸が体内で結晶となり、関節などで
痛風により炎症が起きた関節では痛みだけでなく、腫れ、皮膚の赤み、熱さが出ることもあります。これらの関節の痛みや腫れは症状が現れてから2-3時間程度で急激に悪くなります。その後、症状は24時間以内にピークに達しますが、長くても1週間程度で良くなっていきます。
痛風を何度も繰り返すと関節の骨が壊れて関節が変形することや、関節や皮膚の下にしこりが触れるようになることがあります。関節や皮膚のしこりは痛風結節と呼ばれ、痛風を繰り返した結果、尿酸の結晶が固まってしまったものと考えられています。
痛風の症状が現れている際には、抗炎症薬などを使って早く炎症が治るように努めます。また痛風発作が起きている時に、尿酸を下げる薬を始めると症状が悪くなることがあるので、尿酸を下げる治療薬を始める場合には、痛風発作が落ち着いてから行うようにします。
3. 尿路結石
尿路結石は尿の流れる道に石ができる病気です。尿路とは、

高尿酸血症は尿から排泄された尿酸が結晶化することで、尿路結石の原因になることがあります。
尿路結石の代表的な症状に血尿があります。これは尿路が結石により傷つき、出血することで起こります。血尿は尿が真赤になることもありますが、尿が濃くなって見えるだけのこともあります。
その他の代表的な症状は背中や腰、脇腹にかけての痛みです。痛む場所はどこに結石があるかで変わります。尿路結石の痛みは差し込むような痛みであることが多く、専門的には疝痛(せんつう)と呼ばれます。ただし、いつも典型的な症状とは限らず、ずーんと重い痛みや背中の違和感として現れることもあるので、尿の色の変化や背中や腰などの症状がある場合には、医療機関で調べてもらうことをお勧めします。
4. 痛風腎・慢性腎臓病
高尿酸血症では尿酸の結晶が腎臓にできることで、腎障害の原因になることがあります。この腎臓に尿酸の結晶ができた状態を痛風腎と呼びます。
また、高尿酸血症は慢性腎臓病の原因になる可能性も指摘されています。慢性腎臓病は
腎臓は本来、身体の中の毒素を濾過(ろか)し、余分な水分と一緒に尿として排出する役割があります。慢性腎臓病が進行すると、尿が全く作れなくなり、毒素や余分な水分の排泄が行えなくなります。そうなると、腎臓の代わりに
腎臓は一度障害されると回復が難しい臓器の一つです。そのため、腎臓を守る観点でも、高尿酸血症の治療を勧められる場合があります。