こうにょうさんけっしょう
高尿酸血症
血液中の尿酸の濃度が高い状態。痛風や腎障害、尿路結石などの原因となりうる
8人の医師がチェック 70回の改訂 最終更新: 2023.07.16

高尿酸血症

高尿酸血症は血液中の尿酸値が高い状態です。高尿酸血症は痛風尿路結石慢性腎臓病の原因にもなるため、しっかり治療をすることが必要です。高尿酸血症の治療は生活習慣の改善や薬物療法により行います。

高尿酸血症とは?症状、原因、検査、治療など

高尿酸血症は血液中の尿酸値が高い状態です。高尿酸血症は痛風や尿路結石、慢性腎臓病の原因にもなります。高尿酸血症の治療は生活習慣の改善や薬物療法により行います。

高尿酸血症の症状:高尿酸血症により起こる病気とその症状

高尿酸血症はそれ自体では症状が現れないことが多いです。ただし、高尿酸血症により痛風や尿路結石が起こることがあり、そうなると関節の痛み・腫れ、背中の痛み・血尿などの症状が現れます。

高尿酸血症の原因:プリン体の多い食事、慢性腎臓病など

高尿酸血症の原因には偏った食事、アルコール飲料の過剰摂取、慢性腎臓病などがあります。原因により高尿酸血症の対応も異なるため、高尿酸血症の原因を明らかにすることは重要です。

高尿酸血症の検査:血圧測定、血液検査など

高尿酸血症の検査では身長・体重・腹囲測定、血圧測定、血液検査、尿検査などを行います。これらは、高尿酸血症の診断、同時に起こる他の生活習慣病の評価、高尿酸血症の治療効果判定などに用いられます。

高尿酸血症の治療:食事療法、運動療法、薬物療法など

高尿酸血症の治療には食事療法、運動療法、薬物療法があります。食事療法は適切な食事を行うことで高尿酸血症の改善を目指します。運動療法では有酸素運動を中心に行います。薬物療法には尿酸合成阻害薬や尿酸排泄促進薬があります。

知っておくべき高尿酸血症の注意点

高尿酸血症の治療では、プリン体を多く含むものを食べ過ぎない、アルコール飲料を飲みすぎないといった生活習慣の改善が重要であると考えられています。また薬物療法の際には、処方された薬をしっかり飲むことが重要です。