ばれっとしょくどう
バレット食道
逆流性食道炎が続くことによって、食道の粘膜が変性した状態。食道がんの原因となる
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最終更新: 2018.11.21
バレット食道の基礎知識
POINT バレット食道とは
バレット食道は胃から食道に胃酸の逆流(逆流性食道炎)が長期間にわたって続くことにより、胃に近い食道下部の粘膜が変性する病気です。粘膜の変性(扁平上皮⇨円柱上皮)が食道の全周性に拡がったものが3cm以上続くとバレット食道といいます。食道がんの原因になることが分かっています。主な症状は胃もたれや胸痛、吐き気などです。 症状や身体診察に加えて、上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)を用いて診断します。変化した部位を胃カメラを用いて切除することで治療します。また、再発しないように胃酸を抑える薬をのむことになります。バレット食道が心配な人や治療したい人は、消化器内科や消化器外科を受診して下さい。
バレット食道について
バレット食道の症状
- バレット食道自体に
症状 はない - 胃食道逆流(逆流性食道炎)による主な症状
- 胸焼け
- 胸痛
- のどに苦味や酸っぱさを感じる(呑酸)
- 悪心
- 嘔吐