ぜんしんせいえりてまとーです(えすえるいー)
全身性エリテマトーデス(SLE)
本来なら身体を守ってくれる免疫のシステムが自分自身を攻撃してしまい、全身に様々な症状を起こす病気
13人の医師がチェック 150回の改訂 最終更新: 2025.10.06

全身性エリテマトーデスの原因は?

全身性エリテマトーデスは発熱、関節痛、皮疹など全身に症状があらわれる病気です。ここでは全身性エリテマトーデスの原因について説明していきます。
 

全身性エリテマトーデスは免疫の異常で起こると考えられています。免疫とはウイルス細菌などの外敵や異物が身体の中に入ると駆除するシステムのことです。免疫は通常、外敵や異物だけを攻撃し、自分の身体は攻撃しないように制御されています。しかしながら、何らかの原因で免疫に対する制御が上手く働かなくなり、免疫が自分の身体を攻撃することで全身性エリテマトーデスが起こると考えられています。ただし、そのくわしいメカニズムに関しては分かっていない部分も多いです。

全身性エリテマトーデスは家族内で100%遺伝するわけではありません。しかし、特定の遺伝子の異常があると全身性エリテマトーデスになりやすくなることもわかっており、全身性エリテマトーデスの原因には遺伝的な要素もあると考えられています。

一部の薬の副作用で全身性エリテマトーデスと似た症状が出ることがあります。薬の副作用で全身性エリテマトーデスと似た症状が出ることを薬剤誘発性ループスと呼びます。薬剤誘発性ループスを起こす薬剤には以下のものが知られています。

代表的な薬剤名 主な適応疾患

レミケード®︎

エンブレル®︎

関節リウマチ
 

ペガシス®︎

ペグイントロン®︎

ウイルス性肝炎

アプレゾリン®︎

高血圧

ミノマイシン®︎

イスコチン®︎

感染症
アリサリン®︎ 不整脈

もし、これらの薬を飲んでいて、熱や関節痛、赤い発疹などが出現した場合には、担当のお医者さんに相談するようにしてください。