[医師監修・作成]変形性膝関節症の症状について:膝が痛い、曲げにくい、水がたまる | MEDLEY(メドレー)
へんけいせいしつかんせつしょう
変形性膝関節症
膝関節の軟骨がすり減って、関節がなめらかに動かなくなったり、動かすと痛みが出たりする状態
8人の医師がチェック 177回の改訂 最終更新: 2022.03.11

変形性膝関節症の症状について:膝が痛い、曲げにくい、水がたまる

変形性膝関節症は進行する病気です。そして、進行具合によって症状が異なります。このページではそれぞれの症状の特徴を初期、中期、末期に分けて説明します。当てはまるものがあれば、できるだけ早い時期の受診をおすすめします。

1. 初期の変形性膝関節症の症状

変形性膝関節症は膝軟骨のすり減りが原因です。すり減り具合が少しのときには痛みというより「違和感」と表現する人もいるほど症状は軽いものです。そして、立ったり歩いたりすると、膝の違和感が強くなったり軽い痛みに変わり、座ったり横になって安静にすると、和らぐことが多いです。

2. 中期の変形性膝関節症の症状

初期の状態で症状を放置すると、軟骨がさらにすり減って中期に進行します。中期になると膝の痛みが強くなります。痛みによって、例えば、しゃがんだり、正座であったり、階段の上り下りなどができなくなることがあります。長距離の歩行も難しいでしょう。

また、膝に水分が溜まるようにもなり、膝の曲げ伸ばしすらやりづらくなります。一日の中で症状の変化があり、一般的には午後に痛みが増すことが多く、睡眠の妨げになることもあります。 このように、中期の時期には日常生活に支障が出始めることが多いです。

3. 末期の変形性膝関節症の症状

中期の状態から症状を放置すると末期の状態に進行します。痛みが強くなり、膝に負荷をかけなくても強い痛みを自覚します。膝の痛みをかばうことによって足が変形したり、筋肉が減少します。また、活動量が低下してしまうので、ますます足腰が弱る悪循環に入ってしまい、寝たきりの原因になってしまうこともめずらしくはありません。

4. 変形性膝関節症は進行性の病気なので、症状に気づいたら早期の受診を

変形性膝関節症は軟骨がすり減ることによって起こる病気です。軟骨は再生が難しい構造物なので、一度進行してしまうともとに戻すのは非常に難しいです。このため、できるだけ早く手を打つことが変形性膝関節症と上手に付き合う方法になります。上記の症状に思い当たる節がある人は早めに医療機関で相談してみてください。

参考文献

Michael Doherty, Abhishek Abhishek. Clinical manifestations and diagnosis of osteoarthritis. UpToDate