こつしんちぐらふぃー
骨シンチグラフィー
1人の医師がチェック 1回の改訂 最終更新: 2025.09.24

検査部位

対象疾患

原発性骨腫瘍骨肉腫ユーイング肉腫など)、転移性骨腫瘍乳がん前立腺がん肺がん神経芽細胞腫など)、骨髄炎、関節炎 など

概要

骨シンチグラフィーは骨のがんを見つけることができる検査です。そのほか、乳がん前立腺がん肺がんの骨への転移も見つけることができます。骨シンチグラフィーは放射線を出す物質(放射性同位体)を使用するので被ばくします。
導入している病院は限られており、どこでも受けられる検査ではありません。

メリット

  • 最初から骨に生じたがん(原発性骨腫瘍)の診断に有用である
  • 骨にがんが転移しているかどうか(転移性骨腫瘍)がわかる

デメリット

  • 被ばくする

詳細

シンチグラフィーとは、画像診断法の一つです。まず、放射線を出す検査用の薬剤(放射性同位体)を体内に注射します。その後、放射線を検出することで、薬剤の分布を画像上に表すことができます。
骨シンチグラフィーではテクネチウム99m(99mTc)が使われることが多いですが、この物質は骨のがんで取り込みが増加するという特徴があります。そのため、テクネチウム99mの集まりを調べることで骨のがんを見つけることができます。
乳がん前立腺がん肺がんなど他のがんが骨へ転移した場合も、骨シンチグラフィーで見つけることができます。

検査の流れ

  1. 検査は核医学検査室にて行う
  2. 検査台に仰向けになる。検査中、身体は動かさないようにする
  3. 放射線を出す物質(放射性同位体)で目印をつけた薬剤を静脈注射する。薬剤は血流に乗って骨へ運ばれる
  4. 薬剤注射後、3時間ほど経ってから撮影を開始する
  5. 一時的に息を止めてもらうなどの指示が何回かある
  6. 検査時間は30分ほどで、すぐに帰宅可能

検査を受ける際の注意点

  • 検査直前に排尿を済ませます。
  • 検査前の食事制限はありません。
  • 静脈注射の針を刺すときに少し痛みを感じるかもしれませんが、そのほかに強い痛みを感じることはありません。
  • 検査中、身体は動かさないようにしてください。
  • 体内に入った放射性物質は微量であり、時間とともに排出されるため心配は必要ありません
  • 妊娠中の場合は原則として行いません。妊娠中、妊娠の可能性がある方は、医師に相談してください。
  • 授乳中の場合は乳児への放射性同位体の移行を防ぐため、しばらく授乳をやめてもらうことがあります。
  • 検査後数時間は妊婦や乳児に接触しないようにしてください。