るいこつこつしゅ
類骨骨腫
手足の骨に出来る良性の腫瘍。夜間の痛みが特徴的
3人の医師がチェック 14回の改訂 最終更新: 2018.11.29

類骨骨腫の基礎知識

POINT 類骨骨腫とは

手や足にできる良性の腫瘍で、夜間の痛みが特徴的です。ほとんどの腫瘍の大きさは1cm以下です。10代から20代の人に多く、成長痛と間違われることもあります。類骨骨腫瘍が疑われる人にはレントゲン検査やCT検査、骨シンチグラフィ検査によって診断が行われます。診断を確定する際には病理検査が重要なので、腫瘍の一部が切り取られます。 治療法は鎮痛剤によって症状を抑えることが中心になり、そのうち痛みが消える人がいます。痛みが強い場合には手術やCTガイド下経皮的焼灼術(腫瘍を焼き切る方法)が行われることがあります。類骨骨腫が心配な人は整形外科を受診してください。

類骨骨腫について

  • 骨に出来る良性腫瘍
    • ほとんどは1cm以下の小さな腫瘍
  • 多くは手足の骨に出来る
    • 大腿骨、脛骨、上腕骨に多い
  • 夜間に同じ部位が痛むことが特徴的
  • 10-20代に多い

類骨骨腫の症状

  • 夜間に同じ部位が痛むことが特徴的
    • 腫瘍からプロスタグランジンという炎症を引き起こす物質が、日中よりも夜に多く分泌され、痛みが生じる
    • 成長痛と間違えやすいが、成長痛の部位は日によって場所が変わる点が異なる
  • 小児だと痛みを訴えず、歩き方が変になったり、関節の可動域が狭くなっていたりすることがある

類骨骨腫の検査・診断

  • 画像検査
    • レントゲン腫瘍の周りの骨は肥厚して、腫瘍自体は透けて見える
    • CT:腫瘍を明瞭に確認出来る
    • 骨シンチグラフィー:腫瘍の部位に異常集積が見られる
  • 病理組織検査
    • 手術で摘出した後に行い、診断が確定される

類骨骨腫の治療法

  • 消炎鎮痛剤
    • NSAIDsが良く効く
    • 消炎鎮痛剤を飲み続けているうちに、痛みがなくなる人もいる
  • 手術
    • 取りきれれば痛みは完全になくなる
  • CTガイド下経皮的焼灼術
    • CTをガイドにして腫瘍に針を刺し、ラジオ波で焼く
    • 周りの正常な骨を削らなくて良い
    • 術後の痛みが少ない
    • 手術からの回復が早い

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