ゆーいんぐにくしゅ
ユーイング肉腫
骨にできる悪性腫瘍(がん)。10代の男性に多く見られる。子供の骨にできる腫瘍では、骨肉腫の次に多い。
6人の医師がチェック 142回の改訂 最終更新: 2018.11.26

ユーイング肉腫の基礎知識

POINT ユーイング肉腫とは

骨にできる悪性腫瘍で、10代の男性に多く見られる病気です。子どもの骨にできる悪性腫瘍では骨肉腫に次いで2番目に多く、腫瘍がよくできる場所は大腿骨(太ももの骨)、骨盤、脊椎(背骨)です。肉腫ができた部分に痛みや腫れが現れ、発熱が起こることもあります。レントゲン検査やCT検査、MRI検査、骨シンチグラフィなどによって診断が行われ、診断を確定するには病理検査(腫瘍の部分を一部取り出して顕微鏡でみる検査)が行われます。手術や抗がん剤、放射線を使って治療し、抗がん剤の効果が高いことが知られています。ユーイング肉腫は小児科と整形外科が協力して診療が行われます。

ユーイング肉腫について

  • 主として小児や若年者の骨に発生する悪性腫瘍
  • 10代に起こることが多い
  • 小児に発生する骨の悪性腫瘍では骨肉腫に次いで2番目に多い
  • ユーイング肉腫は骨性と骨外性にわけられる
    • 骨性:骨にできる場合
      ・よくできる部位は大腿骨、骨盤、脊椎
    • 骨外性:骨以外の場所にできる場合
      ・成人の場合に骨外性は多い
      ・よくできる部位は、お腹の中が多い
  • 発見された時には既に転移があることも多い
  • 肺に転移を起こしやすい

ユーイング肉腫の症状

  • 肉腫がある部分の痛みや腫れ
  • 発熱や貧血が起こることもある
  • 肉腫ができる場所によって様々な症状が出ることがある

ユーイング肉腫の検査・診断

  • 画像検査:腫瘍の大きさや位置、広がりなどを調べる
    • レントゲン検査
    • CT検査
    • MRI検査
    • 骨シンチグラフィ
    • PET検査
  • 骨髄検査:骨髄を一部採取して顕微鏡で検査する
  • 病理検査:腫瘍の組織を取り出して、顕微鏡で検査する

ユーイング肉腫の治療法

  • 手術
    • 腕や脚に肉腫ができた場合、腕や脚を温存する手術が行われる
      ・場合によっては、腕や脚を切断せざるを得ない場合もある
    • 脊椎や骨盤など、取り除くことが難しい場所においては、手術ができないこともある
  • 化学療法
    • 複数の抗がん剤を使って治療を行う
    • 手術で腫瘍が取りきれても、化学療法を行わなければ再発してしまうので、化学療法を行うことは必須
    • 長期間行われる
    • 化学療法の効果は比較的高く、長期生存も見込める
  • 放射線療法
    • 手術と化学療法に加えて行う場合もある
    • 手術の前に行うか、手術の後に行うか、どのくらいの広さ、強さで行うかは、施設によって変わる
  • 5年生存率は小児の場合、遠隔転移を伴わなければ50%程度、成人のデータは少ないが一般的に小児より悪い

ユーイング肉腫が含まれる病気

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