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大腿骨頭壊死
大腿骨のつけねの大腿骨頭の部分への血流が低下し、骨の一部が壊死して骨折する病気
8人の医師がチェック 98回の改訂 最終更新: 2018.04.01

大腿骨頭壊死の基礎知識

大腿骨頭壊死について

  • 大腿骨頭という足のつけ根の部分の骨への血流が低下し、骨の一部が死んで(壊死して)骨折してしまう病気
  • 原因は様々である
    • ステロイド薬の服用
    • 大量の飲酒
  • まれに特別な原因なく発症する場合もある
    • 明らかな原因がないものを特発性大腿骨頭壊死という
    • 特発性大腿骨頭壊死は指定難病である
  • 患者数は年間約2,000-3,000人
    • 30-50歳代の男性に多い

大腿骨頭壊死の症状

  • 股関節の痛み
  • おしりの痛み
  • 歩行困難
  • 腰の痛み
  • 膝の痛み

大腿骨頭壊死の検査・診断

  • 画像検査:骨折の有無や壊死の状態などを調べる
    • レントゲン検査
    • CT検査
    • MRI検査
    • 骨シンチグラフィ

大腿骨頭壊死の治療法

  • 手術
    • 壊死した骨が小さく、若年であった場合
      ・大腿骨内反骨切り術
      ・大腿骨頭回転骨切り術
         など
    • 壊死した骨が大きい場合
      ・人工股関節手術で人工の関節を入れる
  • リハビリテーション
    • 股関節の筋肉を鍛える
    • 杖や装具を用いて痛い足側に体重をかけないようにする
    • 日常生活の動きに不自由しないように練習する
  • リハビリテーションを受けることで股関節の働きは改善することができる
  • 激しい運動などができるようになるまでの改善は難しい

大腿骨頭壊死の経過と病院探しのポイント

大腿骨頭壊死が心配な方

大腿骨頭壊死では、30-50歳代の男性に多く、股関節、腰、おしりの痛みといった症状が特徴的です。特にステロイド剤の使用や飲酒量が多い方には多いと言われており、注意が必要です。

ご自身が大腿骨頭壊死ではないかと心配になった時、最初に受診するのは整形外科の病院やクリニックが適しています。整形外科専門医という資格があり、これらの医師がいるところだと安心ですが、かかりつけの医師がいるようであれば、まずその医師に相談することが大切です。必要があれば診療情報提供書(紹介状)を作成してもらい、希望の整形外科を受診することができます。

大腿骨頭壊死の診断は、問診、診察、画像検査で行います。画像検査にはレントゲン検査を利用して、骨折や壊死の有無を調べます。基本的に整形外科のクリニックであれば、レントゲン検査が行えるところは多く、総合病院の整形外科受診が必要な病気ではありません。待ち時間や自宅からの通いやすさ、信頼できる先生がいるかなど、ご自身の基準で受診する医療機関を選んでいただいて問題ありません。場合によっては問題がある部位を詳細に調べるために、CT検査やMRI検査を行うことがありますが、必要があると主治医が判断すれば、適宜総合病院を紹介することも可能です。以上の検査では、股関節や腰の痛みが、大腿骨頭壊死以外の他の疾患ではないか、ということも含めて確認します。

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大腿骨頭壊死でお困りの方

大腿骨頭壊死の治療には保存療法と手術療法がありますが、根本治療は手術になります。検査の結果から良い経過が予想される場合には、安静や痛み止めの使用による保存療法を行う場合があります。しかし、症状がある程度進行している場合には手術療法がすすめられます。進行を防ぐためにも適切なタイミングでの手術が望まれるため、適宜主治医に相談していきましょう。手術が必要な状態であればかかりつけの医師が手術可能な病院を紹介してくれることでしょう。手術方法にもいくつか種類がありますが、大腿骨頭壊死の進行具合によって最適な治療法が変わってきます。また、病院によっても得意とする手術にも差があることが予想されますので、事前に調べたり、かかりつけの医師に相談するのがいいでしょう。

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