こつしゅよう
骨腫瘍
骨にできた腫瘍の総称。良性腫瘍から悪性腫瘍まで様々である
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最終更新: 2022.03.23
骨腫瘍の基礎知識
POINT 骨腫瘍とは
骨にできる腫瘍の総称です。悪性腫瘍と良性腫瘍を含んでいます。骨に腫瘍ができると、痛みを感じたり運動の妨げになったりします。レントゲン検査やCT検査といった画像検査で腫瘍の場所や大きさ、性質が調べられます。診断を確定する際には病理診断(腫瘍の一部をとって腫瘍の種類を調べる検査)を行うこともあります。治療には手術や放射線、抗がん剤治療などがあります。骨腫瘍の診療は整形外科で行われます。
骨腫瘍について
骨腫瘍の症状
- 骨の腫れ
- 骨の痛み
- 悪性の場合、特に痛む部分が熱を持ちやすい
骨腫瘍の検査・診断
- 画像検査:
腫瘍 の有無や大きさなどを調べるレントゲン 検査:X線 を利用した検査CT 検査:X線を利用した検査で、レントゲン検査より被ばく量が多いMRI 検査:磁気を利用した検査
骨シンチグラフィ - 腫瘍の広がりを推定するのに有効
良性 か悪性かの区別はつかない
- 病理診断
- 腫瘍の細胞を一部採取して、腫瘍の種類を調べる
- 血液検査:その他の病気がの有無や全身の臓器の状態を調べる
骨腫瘍の治療法
- 手術
良性腫瘍 - 良性腫瘍の場合は、何かしらの
症状 や病的骨折 の恐れがある場合に行う
- 良性腫瘍の場合は、何かしらの
悪性腫瘍 腫瘍 より少し外側までを切除する- 切除した後の部位に骨を移植したり、人工関節などを用いる
放射線療法 - 放射線に対して効きやすい腫瘍の場合に行う
- 切除するのが困難な部位に腫瘍ができた場合に行う
化学療法 - 数種類の
抗がん剤 を組み合わせて行うことが多い
- 数種類の
骨腫瘍が含まれる病気
骨腫瘍のタグ
骨腫瘍に関わるからだの部位

