こつのうしゅ
骨のう腫
骨髄(骨の内部にある部分)がスカスカになり、そこに液体が溜まった状態。骨がもろくなり、骨折しやすくなる
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最終更新: 2022.03.23
骨のう腫の基礎知識
POINT 骨のう腫とは
骨髄(骨の内部にある部分)がスカスカになり、骨がもろくなり骨折しやすくなる病気です。20歳以下の人に多く、上腕骨(腕の骨)や大腿骨(太ももの骨)に発症することが多いです。発症初期には症状はないことは多いのですが、骨の膨らみが大きくなると痛みが出ます。骨の状態を詳しく調べるために、レントゲン検査やCT検査、MRI検査が行われます。治療には腫瘍掻爬術(ドリルで骨に穴を明けて骨の中の腫瘍を掻き出す方法)やステロイド薬を骨の中に直接注入する方法などがあります。骨のう腫の診療は整形外科で行われます。
骨のう腫について
- 骨の内部にある
骨髄 がスカスカになり、そこに液体が溜まった状態- 骨がもろくなり、骨折しやすくなる
- 20歳以下に多い(特に小児に多い)
- 上腕骨(腕の骨)と大腿骨(太ももの骨)に
発症 することが多い
骨のう腫の症状
発症 初期には症状は無いが、骨の膨らみが大きくなることで痛みを引き起こす- 手足の痛み
- 軽い転倒でも骨折しやすい
骨のう腫の検査・診断
- 画像検査:骨の状態を調べる
レントゲン 検査:X線 を利用した検査CT 検査:X線を利用した検査で被ばく量はレントゲン検査より多いMRI 検査:磁気を利用した検査
骨のう腫の治療法
- 手術
腫瘍 掻爬術(しゅようそうはじゅつ):骨に幾つかドリルで穴を開けて骨のう腫を掻き出す骨移植 術:他の正常な骨の部分を病変 部に移植する
- 薬物療法
ステロイド薬 を腫瘍掻爬術の際に開けた穴の中に直接注入する- 骨の再生を促す効果がある
- 骨移植術を行っても、再発することが多い
骨のう腫が含まれる病気
骨のう腫のタグ
骨のう腫に関わるからだの部位

