ぎゃっこうせいたんかんすいかんぞうえいけんさ(いーあーるしーぴー)
逆行性胆管膵管造影検査(ERCP)
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最終更新: 2025.09.24
検査部位
対象疾患
概要
逆行性胆管膵管
メリット
- 胆管や膵管の病気を診断できる(胆管や膵管の病気は他の検査では診断することが難しい)
- 胆管や膵管が胆石やがんで詰まってしまった時に治療することができる
デメリット
- 検査後に急性膵炎などを併発することがある
超音波検査 やCT 検査よりも身体の負担が大きい- 血をサラサラにする薬(バイアスピリン、ワーファリンなど)を飲んでいる場合に検査できない
詳細
逆行性胆管膵管造影検査(ERCP)は胆管と膵管の形に異常がないか調べる検査です。胆管は肝臓で作られ胆のうで貯められている胆汁という液体を、膵管は膵臓で作られる膵液という液体を、十二指腸に流すための通り道です。この十二指腸への通り道の出口は十二指腸乳頭部(ファーター乳頭)と呼ばれています。
逆行性胆管膵管造影検査はまず内視鏡を口から挿入し、食道、胃を通過して十二指腸に到達させます。次に十二指腸乳頭部にカテーテルと呼ばれる医療用の管を通し、造影剤を注入します。その後にX線撮影することで胆管と膵管の形を調べることができます。これにより、胆管や膵管が詰まっていないか、がんや胆石がないかを調べることができます。また、胆管や膵管が胆石やがんで詰まってしまった時の治療を行うために逆行性胆管膵管造影検査が行われることもあります。一方で、検査後は急性膵炎や
検査の流れ
前日から準備をします。検査の前日は夕食を軽くしたり、消化に良いものを食べてください。検査当日の食事や飲水は医師の指示に従ってください。
- のどの麻酔薬を飲む。その後、再びスプレー状の麻酔薬をのどにかける
- 口にマウスピースをはめる
- マウスピースを通して内視鏡が口から挿入される
- 十二指腸乳頭部まで内視鏡が到達したら、先端の鉗子口と呼ばれる穴からカテーテルが挿入され、造影剤が注入される
- 造影剤を注入後、X線撮影を行い胆管・膵管の形態を観察する
- 個人差はあるが30‐60分で検査終了
- 検査が終了したらしばらく安静にする。その間、膵炎の予防のために点滴をする
検査を受ける際の注意点
- この検査を受ける場合、前日から準備をします。検査の前日は夕食を軽くしたり、消化に良いものを食べてください。検査当日の食事や飲水は医師の指示に従ってください。
- 血をサラサラにする薬(バイアスピリン、ワーファリンなど)など、事前に中止が必要な薬があるので、担当の医師とも相談してください。
- 検査当日の薬の内服については担当の医師に相談してください。
- 検査を円滑に進めるために麻酔薬を用います。過去に薬に対する
アレルギー を起こしたことがある場合には、事前に伝えるようにしてください。 - 検査が終了して数時間は急性膵炎の併発に注意が必要です。もし、お腹の痛みが現れた場合には医師・看護師に伝えるようにしてください。