かんないけっせき
肝内結石
肝臓内にある胆管(胆汁の通り道)に結石ができる病気
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最終更新: 2017.08.11
肝内結石の基礎知識
POINT 肝内結石とは
肝内結石とは肝臓内にある胆汁の流れる道(肝内胆管)に結石のできる病気です。胆管の細くなった部分と太くなった部分とが存在するがいびつな形になることで、胆汁の流れが悪くなると結石ができると考えられています。肝内結石があっても症状が出ないことがほとんどですが、胆管炎や肝膿瘍が起こると黄疸(皮膚や目が黄色くなる変化)や発熱が起こることがあります。 症状や身体診察に加えて、血液検査・画像検査・超音波検査・内視鏡検査を用いて診断します。治療法は状態によって異なりますが、薬物治療・手術・体外衝撃波結石破砕法(ESWL)などが選択肢として挙がります。肝内結石が心配な人や治療したい人は、消化器内科や消化器外科を受診して下さい。
肝内結石について
肝内結石の症状
- 特徴的な症状はない
- 腹痛や発熱といった、他の病気でも見られる症状がほとんど
黄疸 が見られることもある
肝内結石の検査・診断
腹部超音波検査 - 結石の有無や位置を調べる
腹部CT検査 - 結石の有無や位置を調べる
- 腹部超音波検査よりも詳しく検査が可能
腹部MRI 検査- 肝内胆管がんの
合併 など、肝臓の状態を詳しく調べる
- 肝内胆管がんの
内視鏡 的逆行性胆道造影 検査(ERC)、経皮経肝胆道造影検査(PTC)- 結石の治療が必要である場合に治療法を決定するために胆道造影検査を行う
- 血液検査
- 肝臓の状態や全身状態を調べる