2015.10.03 | ニュース

毎週5個の卵で乳がんが増える?

メタアナリシスで検証
from The British journal of nutrition
毎週5個の卵で乳がんが増える?の写真
(C) Bozena Fulawka - Fotolia.com

食生活とがんの関係について、性ホルモンが関わるとされる乳がんや子宮体がん、前立腺がんを含め、多くの研究があります。これまでの研究結果から、卵の消費量と乳がんのリスクについてデータを統合した結果が報告されました。

◆追跡調査データを統合

研究班は、文献を検索し、これまでの研究で、追跡調査によって卵の消費量と乳がんの発生頻度について調べたものを集めました。得られたデータを統合し、その関係について統計解析を行いました。

 

◆週5個の卵で4%、週9個の卵で9%増加

次の結果が得られました。

[...]週当たり5個以上の卵を消費することは、卵を消費しないことに比べて乳がんのリスク増加と有意に関連し、要約相対リスクは週5個の卵消費に対して1.04(95%信頼区間1.01-1.07)、週9個の卵消費に対して1.09(95%信頼区間1.03-1.15)だった。

毎週5個の卵を食べる人は卵を食べない人に比べて乳がんの発生が4%多く、毎週9個の卵を食べる人は9%多いという結果でした

 

この研究は追跡調査によって得られたデータをもとにしているため、卵ではないほかの原因が関係したことにより乳がんが多く見えていた可能性は否定できません。また、仮に乳がんがわずかに増えるとしても、卵をどの程度食べるのが健康的かは、栄養バランスとともに考える必要がありそうです。

執筆者

大脇 幸志郎

参考文献

Egg intake and cancers of the breast, ovary and prostate: a dose-response meta-analysis of prospective observational studies.

Br J Nutr. 2015 Aug 21 [Epub ahead of print]

[PMID: 26293984]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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