2016.04.02 | ニュース

1日2回肉を食べる女の子は初潮が早かった

456人の調査から
from The Journal of nutrition
1日2回肉を食べる女の子は初潮が早かったの写真
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乳がんは初潮が早かった人、閉経が遅かった人、出産の経験がない人などで頻度が高くなります。初潮年齢に影響する要素についても研究があります。肉や魚を食べる習慣との関係を調べた研究を紹介します。

◆赤肉を食べる回数によって初潮年齢は違うか?

この研究では、女の子が5歳から12歳のうちに赤肉を食べた頻度と、初潮時の年齢の関係を調べました。赤肉とは牛や豚の肉を指し、鶏肉や燻製加工で作られるハム・ソーセージなどを除きます。

コロンビアの456人の女の子が平均8歳の時点で研究に参加し、食事調査に答えたうえ、5年程度追跡調査を受けました。

赤肉とその他の食品が初潮時の年齢と関連しているか、統計解析により検討されました。

 

◆赤肉1日2回だと初潮が早い

次の結果が得られました。

初潮時の年齢の中央値は12.4歳だった。総エネルギー摂取量、母親の出産数、社会経済的状態で調整したのち、赤肉の摂取頻度は初潮時の年齢と負の関連があった。赤肉の摂取が週当たり4回未満の女の子に比べて、1日当たり2回以上消費する女の子は初潮時の年齢が有意に若かった(ハザード比1.64、95%信頼区間1.11-2.41、Ptrend=0.0009)。加えて、マグロ/イワシの摂取頻度が週当たり1回を超える女の子では、月当たり1回未満の摂取である女の子に比べて初潮時の年齢が有意に高かった(ハザード比0.62、95%信頼区間0.42-0.90、P=0.01)。

赤肉を食べる回数が週に4回未満の子に比べて、1日2回以上の子は初潮が早くなっていました。マグロまたはイワシを週に1回より多く食べる子は、月に1回未満の子よりも初潮が遅くなっていました。

 

子どもの頃からも、栄養の偏りは長期的な影響に結び付くかもしれません。ここで報告された結果は、初潮が早くなったことによって乳がんの発生につながるかどうかを別の情報からあわせて考える必要がありますが、特定の食べ物に偏らないバランスの良い食生活を考えるうえで参考にできるかもしれません。

執筆者

大脇 幸志郎

参考文献

Higher Childhood Red Meat Intake Frequency Is Associated with Earlier Age at Menarche.

J Nutr. 2016 Mar 9. [Epub ahead of print]

[PMID: 26962195]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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