そうはつげっけい、ちはつげっけい
早発月経、遅発月経
月経が始まるのが平均より早すぎたり(早発月経)、平均より遅すぎたり(遅発月経)する状態のこと。
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最終更新: 2018.08.31
早発月経、遅発月経の基礎知識
POINT 早発月経、遅発月経とは
初経が起こる時期の異常のことです。早発月経は10歳未満で初経が始まること、遅発月経は15歳以上で初経が始まることを指します。早発月経は性器からの出血や二次性徴(陰毛が生えてくる、乳房が発達する)によって気づかれますが、遅発月経は症状もないので、気づかれるまでに時間がかかることが多いです。早発月経、遅発月経はともに女性ホルモンの異常によって起こると考えられています。診断を行うために、基礎体温の測定やホルモン検査、画像検査、染色体検査などが用いられます。治療はホルモンの分泌量をコントロールする薬物治療が必要に応じて行なわれます。早発月経や遅発月経の疑いがある人は産婦人科や小児科を受診してください。
早発月経、遅発月経について
早発月経、遅発月経の症状
早発月経、遅発月経の検査・診断
- 基礎体温測定:基礎体温を測定し、月経周期を調べる
ホルモン 検査:ホルモンバランスの状態を調べる- 画像検査:
腫瘍 がないか、腫瘍の大きさや位置などを調べる腹部超音波検査 腹部CT検査 MRI 検査
染色体 検査:染色体に卵巣 形成を異常にする配列となっていないか調べる- 慢性疾患の検査:その他に関連する疾患(精神疾患、腎疾患、など)を調べる