ほるねるしょうこうぐん
ホルネル症候群
眼や顔面に向かう交感神経の経路が障害されることで起こる症候群
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最終更新: 2026.07.10
ホルネル症候群の基礎知識
POINT ホルネル症候群とは
眼や顔面に向かう交感神経の経路が障害されることで起こる症候群です。片側の瞳孔が小さくなる縮瞳、上まぶたが軽く下がる眼瞼下垂、顔面の発汗低下などが特徴です。原因は脳幹梗塞・脊髄の病気・肺尖部腫瘍、頸動脈解離、外傷、手術後の影響など幅広く、病気そのものというより原因疾患を示すサインとして重要です。診断では、瞳孔やまぶたの左右差、発汗の違い、神経症状、頭痛や頸部痛の有無を確認し、必要に応じて点眼検査、頭部・頸部・胸部の画像検査を行います。治療では、ホルネル症候群そのものではなく、原因となっている病気や障害への対応が中心となります。
ホルネル症候群について
ホルネル症候群の症状
- 縮瞳
- 障害側の瞳孔が小さくなる
- 暗い場所で左右差が目立ちやすい
- 瞳孔が広がりにくいため、暗所で違和感を自覚することがある
- 眼瞼下垂
- 障害側の上
まぶた が軽く下がる - 完全に目が開かないほど強い下垂ではなく、軽度であることが多い
- 下まぶたがわずかに上がり、眼が小さく見えることがある
- 障害側の上
- 発汗低下
- 障害側の顔面で汗が出にくくなる
病変 の部位によって、顔全体、額のみ、または発汗低下が目立たないことがある- 顔のほてりや左右差として気づかれることがある
- 眼球陥凹様
- 眼瞼下垂と下
眼瞼 の位置変化により、眼が奥に入ったように見える - 実際の眼球陥凹ではなく、見かけ上の変化であることが多い
- 眼瞼下垂と下
- 原因疾患に伴う症状
脳幹 病変ではめまい、ふらつき、嚥下障害、しびれ、運動麻痺 など- 内頸動脈解離では急な頭痛、頸部痛、顔面痛など
- 肺尖部
腫瘍 では肩や腕の痛み、咳、体重減少など
ホルネル症候群の検査・診断
問診 - いつから左右差が出たか、急な
発症 かどうかの確認 - 頭痛、頸部痛、眼痛、外傷、手術歴、神経症状の確認
- 小児では出生時の外傷、眼の色の左右差、全身症状の確認
- いつから左右差が出たか、急な
- 身体診察
- 瞳孔径の左右差、暗所での瞳孔反応、眼瞼下垂の確認
- 顔面発汗の左右差の確認
- 眼球運動、視力、視野、神経学的
所見 の評価
- 画像検査
- 頭部および頚部の
MRI 検査、胸部CT検査 などを原因検索に応じて行う - 急性発症、頭痛、頸部痛を伴う場合は内頸動脈解離を念頭にして検査を行う
脳幹 病変 、脊髄 病変、海綿静脈洞病変などの確認
- 頭部および頚部の