がすとりのーま(ぞりんじゃーえりそんしょうこうぐん)
ガストリノーマ(ゾリンジャー・エリソン症候群)
膵島細胞腫瘍の一種でインスリノーマの次に多い。胃酸の分泌が強くなるため胃潰瘍や十二指腸潰瘍が起こる
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最終更新: 2019.01.09
ガストリノーマ(ゾリンジャー・エリソン症候群)の基礎知識
POINT ガストリノーマ(ゾリンジャー・エリソン症候群)とは
膵島細胞腫瘍の1種類で、インスリノーマの次に多いです。膵臓だけではなく十二指腸にできることもあります。ガストリンという胃酸の分泌を促すホルモンが過剰に産生されるために、胃や十二指腸に潰瘍ができます。腹痛や下痢、胸焼けが主な症状です。潰瘍の程度が強く胃や十二指腸に穴があけば、腹膜炎という危険な状態になります。血液検査や内視鏡検査(上部内視鏡検査)、画像検査(超音波検査やCT検査、MRI検査)によって診断が行われます。根本的な治療として手術によって腫瘍を取り除きます。手術までの間、胃潰瘍の症状が強い場合には胃酸を抑える薬が使われます。ガストリノーマは消化器外科(肝胆膵外科)や内分泌内科で検査や治療が行われます。
ガストリノーマ(ゾリンジャー・エリソン症候群)について
ガストリノーマ(ゾリンジャー・エリソン症候群)の症状
ガストリノーマ(ゾリンジャー・エリソン症候群)の検査・診断
ガストリノーマ(ゾリンジャー・エリソン症候群)の治療法
- 手術による治療が
第一選択 - 消化性
潰瘍 の治療としてPPIを用いた薬物治療を行う