ヘルパンギーナが疑われたらどんな検査を受ける?治療薬は?
ヘルパンギーナは主に
1. ヘルパンギーナは検査ではなく症状から診断される?
ヘルパンギーナの多くは、症状や口の中の
- 夏から初秋にかけて
- 小児、特に5-7歳以下の乳幼児が
- 突然の高熱と口内炎を生じた
このような場合には、ヘルパンギーナの可能性が高くなります。小児科か内科を受診してください。
2. ヘルパンギーナが疑われたときに行われることがある検査
ある病気が原因となって起こる別の病気のことを
合併症を起こしているときや、症状と流行時期などから診断が確定できず、治療法の異なる別の病気との区別がつかないときなどには、非常にまれですが検査を行うことがあります。
血液検査(ペア血清検査)
急性期(発熱や口内炎などの症状が出ている時期)と回復期(症状が治った後)の2回血液検査(ペア血清検査)を行い、
遺伝子検査(PCR法)
患者ののどを検査用綿棒でぬぐったものや、便、
なお、水疱内容液や髄液から検出されたウイルスは今回の原因であると確定できますが、のどや便から検出されたウイルスは必ずしも原因とは限りません。その理由は、ヘルパンギーナにかかった後数週間から数か月間はウイルスがのどや便に排出されるため、数週間から数か月前にヘルパンギーナにかかって気付かずに治っていた場合にもウイルスが検出されるからです。つまり、のどや便からウイルスが検出されても、今回の症状の原因は別にあるかもしれません。