やきゅうひじ
野球肘
骨や軟骨の成長が完成していない成長期に、球技などによる肘の酷使が原因で生じる肘の障害の総称
6人の医師がチェック 39回の改訂 最終更新: 2017.06.15

野球肘の基礎知識

野球肘について

  • 骨や軟骨の成長が完成していない成長期に、球技などによる肘の酷使が原因で生じる肘の障害の総称
    • 野球をしていなくても野球肘と診断がつく場合もある
  • 10代の投手歴のある子どもに多い
  • 症状の部位により、内側型、外側型、後方型に分類される

野球肘の症状

  • 投球時や投球後の肘の痛み
    • 安静にしていればほとんど症状がでない
  • 野球だけに限らず、肘の曲げ伸ばし、ねじれ時に痛みが強くなる
  • 関節内遊離体(「ネズミ」と呼ばれるもの)があると急に動かせなくなることもある(ロッキング)

野球肘の検査・診断

  • 画像検査
    • 肘の状態を確認するためにまずはレントゲンを撮影する
    • その後さらに詳しく見る必要がある場合はCTMRIを撮影する

野球肘の治療法

  • 早期発見と、投球の制限が重要
    • 関節に炎症や腫れがある場合は安静にする
  • 筋力トレーニング、ストレッチ、フォームの矯正などが行い再発防止を行う
  • 離断性骨軟骨炎が起きている場合や関節内遊離体(ネズミ)がある場合は手術を検討する

野球肘の経過と病院探しのポイント

野球肘が心配な方

野球肘とは、骨や軟骨の成長途中である成長期に、球技などによる肘の酷使(オーバーユース)が原因で生じる肘の障害の総称です。10代かつ野球の投手歴のある子どもに多く見られます。安静にしていれば症状がでないですが、投球時や投球後に肘の痛みが出現します。急に肘が動かせなくなるロッキングという現象が起こることもあります。

ただし、野球以外にも、テニス、アメリカンフットボールのクオーターバック、ヤリ投げなど、オーバーヘッドスローをするスポーツに見られます。

野球肘を専門でみる科は整形外科です。整形外科の医師の中でも、スポーツ選手を専門とするスポーツドクターがいますが、必ずしもスポーツ専門の整形外科医にかからなければいけないわけではありません。クリニックの整形外科の医師を通院していても、必要があればスポーツドクターに紹介してくれるでしょう。

ただし、プロスポーツ選手を目指しているような方であれば、専門のスポーツドクターを受診することをおすすめします。プロを目指すような方であれば、所属チームの監督から専門の病院を紹介されることもあるでしょう。

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野球肘でお困りの方

野球肘では、早期発見と投球の制限が重要となります。発症初期に投球を休止しない場合は、骨変化をきたす可能性があります。レントゲンなどで骨変化が認められる場合は、3ヵ月以上は投球動作の休止が必要と言われています。

治療が一段落し、投球を再開する場合でも、筋力トレーニング、ストレッチ、フォームの矯正などを行い、再発を防止する必要があります。

遊離骨片によって肘がロッキングしている場合は、骨片を摘出する手術を行います。手術を行う場合は専門の総合病院での対応が必要になることが多いですが、整形外科のクリニックに通院している方でも総合病院を紹介してもらえるため、基本的には問題ありません。

野球肘の治療のため、投球を禁止されている選手でも、バッティングは可能な場合があり、ポジション変更を検討されることもあるようです。

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