かふんしょう
花粉症
植物の花粉に対するアレルギー反応。症状として、くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどの症状が起こる。
12人の医師がチェック 277回の改訂 最終更新: 2026.03.05

花粉症でよくある疑問:花粉はメガネで防げる? 花粉症のグッズは効果があるの?など

花粉症の症状を軽くするには、まずは花粉との接触を避けることが大切です。例えば、マスクとメガネ(ゴーグル)は効果的です。また、花粉を屋内に持ち込まないことも重要です。花粉回避の方法を見ていきましょう。

1. 花粉を回避するための効果的な方法は?

花粉症の症状を軽くするには、花粉との接触をできるだけ減らすことが大切です。屋外で花粉を避けることに加えて、屋内に花粉を持ち込まないこと、持ち込んでしまった花粉をためないことも重要です。

屋外での対策

屋外では、マスクや眼鏡(ゴーグル)の使用が有効です。皮膚症状が出やすい人は、肌の露出を減らすことも役立ちます。衣類は、花粉がつきやすい毛羽立った素材やニットを避け、表面がなめらかなものを選ぶと、屋内への持ち込みを減らしやすくなります。

屋内に花粉を持ち込まない工夫

帰宅時には、家に入る前に衣類や髪についた花粉をよく払うことが大切です。帰宅後に洗顔や手洗いを行うのも有効です。洗濯物や布団を屋外に干すと花粉が付着しやすいため、花粉の多い時期は外干しを避ける方が無難です。

屋内に入った花粉を減らす工夫

室内に入った花粉は、床や窓際、寝具の周囲などにたまりやすいため、こまめな掃除が重要です。特に床掃除は有効で、空気中に舞い上がる前に取り除くことが大切です。必要に応じて空気清浄機を併用してもよいです。花粉の多い時期は、窓や戸をなるべく閉め、換気は短時間にとどめることも勧められます。

『鼻アレルギー診療ガイドライン』には花粉の回避方法として下記が記載されているので、参考にしてください。

  1. 花粉情報に注意する。
  2. 花粉の多い時の外出は控える。外出時にマスク、眼鏡を使う。
  3. 表面が毛羽立った毛織物などのコートの使用は避ける。
  4. 帰宅時、衣服や髪をよく払ってから入室する。洗顔、うがいをし、鼻をかむ。
  5. 飛散の多いときは窓、戸を閉めておく。換気時の窓は小さく開け、短時間にとどめる。
  6. 飛散の多いときのふとんや洗濯物の外干しは避ける。
  7. 掃除を励行する。特に窓際を念入りに掃除をする。

2. 花粉を防ぐためのグッズ:マスク・メガネ・ゴーグル

花粉症の症状を軽くするには、花粉との接触をできるだけ減らすことが大切です。花粉対策グッズにはさまざまなものがありますが、基本となるのはマスクと目を守るグッズ(メガネ・ゴーグル)です。

マスク

マスクは、花粉の吸入を減らすための安全で簡単な対策です。一般には、顔にしっかりフィットする不織布マスクが使いやすく、隙間をできるだけ少なくすることが大切です。マスクと顔の間に隙間があると、そこから花粉が入りやすくなります。

また、マスクの外側には花粉が付着しているため、外した後や再装着するときには、表裏を間違えないよう注意してください。

メガネ

メガネは、目に入る花粉の量を減らすために役立ちます。通常のメガネでも一定の効果が期待でき、目のかゆみや違和感の悪化を防ぐ助けになります。眼科系の案内でも、花粉の時期は眼鏡やサングラスを使って目を守ることが勧められています。

コンタクトレンズを使っている人は、花粉の時期には目の刺激が強くなることがあるため、症状がつらいときはメガネに切り替えることを検討してみてください。

ゴーグル

ゴーグルや、顔に沿う形のガード付きメガネは、通常のメガネよりもさらに花粉の侵入を防ぎやすいと考えられます。屋外での作業や花粉の多い日の外出では、こうしたタイプの方が役立つことがあります。

一方で、見た目や曇りやすさ、装着感などの問題もあるため、日常使いでは通常のメガネ、症状が強い日や屋外作業ではゴーグル、といった使い分けもよいです。

3. 花粉を防ぐスプレーの効果は?

花粉対策として、衣類や肌に使うスプレーが市販されています。
ただし、静電気防止スプレーの効果が期待できるのは主に毛織物など花粉が付きやすい衣類で、綿や化学繊維などでは効果は大きくないとされています。肌に直接使うスプレーについては、明確な有効性ははっきりしていません。

4. 洗濯物に花粉がつかないようにする方法は?

花粉が多く飛散している時期には、洗濯物や布団を屋外に干さないことが、もっとも確実な対策です。『鼻アレルギー診療ガイドライン』でも、花粉飛散の多い時期は外干しを避けることが勧められています。

屋外で干した洗濯物や布団は、よく払っても花粉を完全に除去することは難しいため、花粉の多い時期は室内干しが勧められます。布団に関しては、外に干した場合でも、布団に掃除機をかけることで、ある程度花粉を減らせます。