きんし
近視
遠くを見る時に、ぼやけてしまう状態
7人の医師がチェック 74回の改訂 最終更新: 2018.10.23

近視の基礎知識

POINT 近視とは

近くのものはしっかりとみえるものの、遠くのものがぼやけてみえる状態のことです。日本人の半数以上が近視だと考えられています。遺伝や生活習慣がなど複数の要因が関係して近視が起こると考えられ、視力検査で診断されます。コンタクトレンズや眼鏡で視力を矯正することで、日常生活が送りやすくなります。遠くのものが見えづらく感じる人は眼科を受診してください。

近視について

  • 遠くを見る時に、ぼやけてしまう状態
    • 眼に入ってきた映像が、焦点が合わず、網膜(スクリーン)の前方に映し出されるため、ぼやけて見えてしまう
  • 病気は以下の2つに分けられる
    • 単純近視
      • 普段の生活習慣に起因する
    • 変性近視
      • 遺伝的な要素が強く、強度の近視になりやすい
      • 網膜に負担がかかるため、網膜剥離を起こしやすい
  • 日本人の人口の60%以上が近視と考えられている

近視の症状

  • 視力の低下
  • 強い近視の状態になると、網膜剥離などを合併しやすい

近視の検査・診断

  • 視力検査:目の見える程度を調べる

近視の治療法

  • 近視になってもすぐに対応しなければいけないということはない
    • 生活に支障が出てくる場合は眼鏡、コンタクトレンズの使用などで対応する
    • メガネとコンタクトレンズのどちらにするか迷っている場合は眼科を受診する
      • 特にコンタクトレンズはリスクなどを踏まえた上で使用することが大事
  • 成長期に遠くのものが見えにくくなることが多いが、網膜の病気の可能性もあるため、眼科を受診する

近視の経過と病院探しのポイント

近視が心配な方

近視とは、遠くを見るときにぼやけてしまう状態で、生活習慣が原因となるものと遺伝によるものがあります。近視のためにメガネをかけている方も多いでしょう。

ご自身が近視でないかと心配になった時、最初に受診するのはお近くの眼科クリニックが良いでしょう。近視の診断は、視力検査にて行います。近視の程度が強い場合は網膜の検査を行うこともあります。また、日本の制度であれば、ご自身が見えづらいと感じてご自身で病院を受診する前に、検診で視力低下を指摘され、病院を受診する方も多いでしょう。

近視に関連する診療科の病院・クリニックを探す

近視でお困りの方

近視の治療には、レーシックと呼ばれる手術が行われています。レーシックに興味のある方やレーシックを受けたい方は、レーシック実施回数等を含めてウェブサイトなどで医療機関に関して調べてみるといいかもしれません。近視は緊急性のある病気ではないため、じっくりとご自身にあうクリニックを探すことが重要です。また、眼鏡やコンタクトレンズの使用による矯正も治療の一つです。

一般的に、この程度進行したらこの治療を受ける、といった明確な基準はありません。ご自身が生活の上で困った時、または今後の人生プランからレーシックを含めた手術法を考えたいと思った時が最適な受診のタイミングです。また、急激に近視が進行した場合や、片方のみの近視の進行の場合、視野が狭くなってきた場合などは、他の病気の可能性があるので早めに受診しましょう。

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