もうまくはくり

網膜剥離

眼球の内側に張り付いている網膜が剥がれてしまった状態。ものの見え方に異常(視野が欠ける、ものが歪むなど)がでたり、ひどい場合は失明してしまうこともある

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5人の医師がチェック 148回の改訂 最終更新: 2016.09.06

網膜剥離の基礎知識

網膜剥離について

  • 何らかの原因で網膜眼球の内側を覆っている膜。目から入った光は網膜に届き、網膜が明るさや色を電気信号に変えることによって情報が脳に伝達されるが眼球の壁から剥がれてしまった状態
  • 主な原因
    • 年齢とともに網膜がもろくなって裂ける
    • 強い衝撃が加わる
    • 糖尿病
    • 細菌感染症を起こす微生物の1つ。ウイルスと比較して10-100倍の体の大きさをもつへの感染
  • 視野が欠けたり物が歪んだりし、失明することもある

網膜剥離の症状

  • 主な症状
    • 初期症状
      ・小さなゴミのようなものが常に見える(飛蚊症視界の中を、点状や糸状の、虫やゴミのようなものがで飛んでいるように見える症状
      ・おかしな光の筋が見える
    • 進行すると起こる症状
      ・視野の一部が黒くなり、見えなくなる
      ・物がゆがん無制限に増殖して周囲へ広がる、異常な細胞(がん細胞)による病気。塊となって腫瘍を作る固形がんと、白血病のように血液中にがん細胞が存在する血液がんがあるで見える
      ・視力の低下
      ・ひどい場合には失明する
  • 網膜眼球の内側を覆っている膜。目から入った光は網膜に届き、網膜が明るさや色を電気信号に変えることによって情報が脳に伝達されるは痛みを感じない

網膜剥離の検査・診断

  • 視力検査視力を測定する検査。ランドルト環と呼ばれる、アルファベットのCに似た形の向きを答える測定法がある
  • 視野検査:視野に書ける部位がないかあるいは歪みがないかを調べる
  • 眼底検査眼底鏡などの道具を使って、眼の内部にある眼底の状態を観察する検査:瞳を開く目薬を使って、眼底鏡瞳孔から眼の内部を観察するための診察器具。主にレンズとライトからなるで眼の奥にある網膜眼球の内側を覆っている膜。目から入った光は網膜に届き、網膜が明るさや色を電気信号に変えることによって情報が脳に伝達されるの状態を調べる

網膜剥離の治療法

  • 剥がれてはないが裂け目がある場合
    • レーザーをあて、網膜眼球の内側を覆っている膜。目から入った光は網膜に届き、網膜が明るさや色を電気信号に変えることによって情報が脳に伝達されるの裂け目をふさぐ
  • 剥がれ方がひどい場合
    • 手術を行う
  • 網膜剥離は放置すると失明する場合もあるため、早期の適切な治療が必要

網膜剥離の経過と病院探しのポイント

網膜剥離かなと感じている方

網膜剥離は、飛蚊症視界の中を、点状や糸状の、虫やゴミのようなものがで飛んでいるように見える症状や視力低下の原因となる疾患です。若い方ではスポーツや交通事故の衝撃で生じることもありますし、高齢の方や糖尿病の方ではそのような明確なきっかけなしに生じることもあります。視野の中に小さなゴミのようなものが見える飛蚊症は、網膜剥離ではなくともほとんどの方が経験されたことがあるかと思います。しかしこれが一時的なものではなくいつでも生じていたり、頻度が急激に増加したりとなると網膜剥離の可能性があります。また、視野欠損といって、網膜剥離の方の目だけで周囲を見ると上下左右の一部のみが欠けて見えるという症状もあります。両目で見ているとなかなか気づきにくいのですが、片目ずつで見え方を確認して見ることも大切です。その上で、飛蚊症や視野欠損といった症状を呈する目の病気は他にもありますので、ご心配になった時点でまず一度お近くの眼科クリニックを受診されることをお勧めします。一般的な眼科の診察機器があれば診断可能な病気ですので、最初に受診する時点で専門性の高い病院を探す必要はありません。

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網膜剥離でお困りの方

網膜剥離の治療は、レーザー治療もしくは手術です。どちらの治療を行うかは網膜剥離の程度によって変わってきますので、主治医と相談の上で細かな検査を行う必要があります。入院の上で治療を行いますが、もしかかりつけの眼科がすでにあるようであれば、後に専門病院を受診するとしてもまずはかかりつけ医から診療情報提供書前の病院で行われた検査や治療、経過をまとめて、他の医療機関へ引き継ぐための資料。俗に「紹介状」と呼ばれているものを指す紹介状前の病院で行われた検査や治療、経過をまとめて、他の医療機関へ引き継ぐための資料。正式名称は「診療情報提供書」)をもらった上で受診することをお勧めします。網膜剥離の治療を選択する上で普段の様子やその他の病気の有無、検査結果はとても参考になりますし、診療情報提供書がないと基本的な検査を一からやり直すことになってしまうためです。手術を行う病院については、大病院は手術件数などのデータを公表しているために、そちらを参考にされるのも良いでしょう。年間の手術数が多いほど良いというわけではありませんが、同じ地域の中であれば少なすぎないところの中から探すというのも一つの考え方かもしれません。

現在の日本の医療体制では、「通院は近所のかかりつけ医、入院は地域の総合病院内科、外科、小児科、産婦人科など主要な科が揃っている病院のこと。現在、明確な定義はない」といった分業と、医療機関同士の連携が重視されています。重症の患者さんが安心していつでも総合病院にかかれるように、総合病院ではなくても診療が行える病状の方はできるだけ地域のクリニックを受診してもらって住み分けを行うという形です。これには、地元に自分のかかりつけ医(主治医)を作ることで、その人の病状全体が把握できるというメリットもあり、必要あればその都度、病気ごとに専門の医師や医療機関と連携して診療を行います。

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