こうくうかんそうしょう(どらいまうす)
口腔乾燥症(ドライマウス)
唾液の量が少なくなり、口の中が乾燥しやすくなった状態
3人の医師がチェック 78回の改訂 最終更新: 2018.03.10

口腔乾燥症(ドライマウス)の基礎知識

POINT 口腔乾燥症(ドライマウス)とは

唾液の量が少なくなり、口の中が乾燥しやすくなった状態です。症状としては、口や喉が乾く、虫歯、ものが飲み込みにくい、味がおかしいといったものがあります。糖尿病やシェーグレン症候群といった病気が原因となったり、他にも加齢、放射線治療、薬の副作用(抗ヒスタミン薬や抗コリン薬)などでも起こります。唾液の分泌を促す薬や人工唾液を使います。こまめな飲水などの生活指導も重要です。気になる方は歯科口腔外科を受診してください。

口腔乾燥症(ドライマウス)について

  • 唾液の量が少なくなり、口の中が乾燥しやすくなった状態
  • 原因となる病気や状態
    • 糖尿病
    • 薬の副作用(抗ヒスタミン薬や抗コリン薬と呼ばれる種類の薬剤が有名)
    • シェーグレン症候群自己免疫疾患のひとつ)
    • 加齢
    • ストレス
    • 口呼吸
    • 唾液腺の周囲で行った放射線治療咽頭がんの治療など)

口腔乾燥症(ドライマウス)の症状

  • 主な症状
    • 食べ物や飲み物が飲み込みにくい
    • 味覚障害
    • 口の中のねばつき
    • 口の中が乾く
    • 歯垢(歯に付く食べかす)が増える
    • 強い口臭
    • 舌がひび割れる
    • う歯虫歯)ができやすい

口腔乾燥症(ドライマウス)の検査・診断

  • 唾液の量を測る検査を行う
  • 他の病気が隠れていないか、血液検査を行う

口腔乾燥症(ドライマウス)の治療法

  • 人工唾液:1日に数回口の中にスプレーする
  • 口腔保湿、湿潤剤:口の中を保湿する
  • 薬物療法
    • 唾液の分泌を増やす薬(アネトールトリチオン、セビメリン、ピロカルピンなど)
    • 去痰薬(ブロムヘキシン、麦門冬湯など)
  • 虫歯予防のため、こまめにうがいや水を飲む
  • 口腔筋機能療法:口の筋肉を鍛える

口腔乾燥症(ドライマウス)の経過と病院探しのポイント

口腔乾燥症(ドライマウス)が心配な方

ドライマウスでは、唾液の分泌が減ってしまうことで口の中の乾燥による違和感、口臭や虫歯などの症状が現れます。

ご自身がドライマウスでないかと心配になった時、最初に受診するのは口腔外科のクリニックが適しています。歯科クリニックでもドライマウスの対応をしているところはありますが、事前に対応可能か問い合わせた上での受診が良いでしょう。

ドライマウスの診断は、問診と診察、そして唾液の分泌量を測定することで行います。シェーグレン症候群や、内服中の薬の副作用でもドライマウスの症状が出現しますので、それらの可能性がないかを確認する必要もあります。

口腔乾燥症(ドライマウス)に関連する診療科の病院・クリニックを探す

口腔乾燥症(ドライマウス)でお困りの方

ドライマウスは、内服中の薬の副作用などのように、明確な原因がない限り根本的な治療が難しい病気の一つです。人工唾液と呼ばれるスプレー剤などで対症療法を行うことが治療の中心となります。

ご自身で心がけられることとしては、噛む回数を増やすこと、口呼吸になりがちな方は鼻呼吸にすること(肥満が口呼吸原因の場合はダイエットが有効です)、ストレスが強い生活になってしまっている時には、その改善を試みることなどがあります。

ドライマウスの原因の一つに、シェーグレン症候群という膠原病疾患があります。こちらはドライマウスだけでなくドライアイや、時として関節の痛み、発熱などが出現する病気です。もし心当たりがあるようであれば、総合病院のリウマチ科、膠原病科の受診をお勧めします。

口腔乾燥症(ドライマウス)に関連する診療科の病院・クリニックを探す


口腔乾燥症(ドライマウス)のタグ


口腔乾燥症(ドライマウス)に関わるからだの部位

MEDLEYニュース新着記事