しきゅうきんそうえん
子宮筋層炎
子宮内に何らかの細菌が入り、子宮内膜の下の筋層にまで炎症が広がっている状態
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最終更新: 2018.12.12
子宮筋層炎の基礎知識
POINT 子宮筋層炎とは
子宮内に細菌が入り込み、子宮内膜の下にある筋肉の層に炎症を起こした状態のことです。流産の後や人工妊娠中絶、帝王切開の後に起こりやすいことが知られています。発熱や、下腹部の痛み、腰痛、排便痛などが主な症状です。子宮筋層炎が疑われる場合は、内診や細菌検査、超音波検査などで詳しく調べられます。抗菌薬やNSAIDs、子宮収縮薬などを使って治療が行われます。子宮筋層は産婦人科で治療が行われます。
子宮筋層炎について
- 子宮内に何らかの
細菌 が入り、子宮内膜 の下の筋層にまで炎症 が広がっている状態 - 以下の状態に起こりやすいことが分かっている
- 流産後
- 人工中絶後
- 帝王切開後
- 子宮や
卵巣 の手術後 など
- 子宮筋層炎を起こす主な起炎菌
淋菌 - 連鎖球菌
ブドウ球菌 大腸菌 - クラミジア
結核菌
- 子宮留
膿 腫といった膿の溜まった状態になったら、手術で膿を取り除くことがある - 閉経・出産後の女性は、周期的な子宮内膜の剥脱がないため、細菌の排出が起こらず、細菌に感染する可能性が高くなる
子宮筋層炎の症状
子宮筋層炎の検査・診断
内診 :子宮の圧痛(圧迫した際の痛み)と腫れを確認する細菌検査 :おりものなどから病原菌の特定を行うエコー 検査:子宮の状態を確認する
子宮筋層炎の治療法
子宮筋層炎が含まれる病気
子宮筋層炎のタグ
子宮筋層炎に関わるからだの部位
