2017.12.01 | ニュース

東京都20代女性、ダイエット製品の個人輸入で手足のしびれ等が発生

都民へ注意喚起

東京都20代女性、ダイエット製品の個人輸入で手足のしびれ等が発生の写真

医薬品成分を含む「MDクリニックダイエット」を個人輸入して服用した20代女性に健康被害が現れたことから、東京都保健福祉局が都民に対して注意を促しています。

MDクリニックダイエットによる健康被害が発生

東京都の発表によると、20代女性がMDクリニックダイエットを個人輸入し服用したところ、吐き気や手足のしびれが現れたことが、都内の医療機関から報告されました。

 

MDクリニックダイエットとは?

海外の病院が処方する医薬品を使った製品が、「MDクリニックダイエット」や「ヤンヒーホスピタルダイエット」などの名前で販売されています。

都が製品を入手して検査したところ、シブトラミン(日本では未承認)、フルオキセチン(日本では未承認)などの医薬品成分が見つかりました。

過去にも国内でMDクリニックダイエットや類似の薬剤による健康被害が疑われた例があり、中には死亡事例もあります。厚生労働省の発表では、2002年から2016年までに日本各地で見つかった計20人の健康被害または健康被害の疑いの例などが取り上げられています。

都は都民に向けて、現在MDクリニックダイエットを服用していればただちに中止して医療機関を受診することなどを促しています。

 

医薬品でダイエット?

ダイエット製品の個人輸入によると思われた健康被害と、それに関する注意喚起を紹介しました。

医薬品には効果とともに害をあらわす可能性もあるため、安全性確保をはかって何重もの対策がなされたうえで処方され使用されます。個人輸入で医薬品を手に入れて使用することには、国内の医療機関でなされている安全策が働かない可能性があります。

医薬品等の個人輸入には多くの懸念があります。例として厚生労働省が注意点をまとめています

ダイエットのために医薬品の個人輸入を考えている方には、食事や運動による方法がたくさん提案されている中で、危険をともなう医薬品が本当に必要で目的にかなうことなのか、よく考えてみることをお勧めします。

執筆者

大脇 幸志郎


参考文献

「MDクリニックダイエット」と称される製品による健康被害事例の発生について 個人輸入品にご注意ください

東京都福祉保健局報道発表資料.  2017年11月09日.

http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2017/11/09/11.html

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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