ぎせいばーたーしょうこうぐん
偽性バーター症候群
下剤の長期使用や利尿薬の乱用によって、バーター症候群と同様の症状を呈した状態
4人の医師がチェック 43回の改訂 最終更新: 2017.10.22

偽性バーター症候群の基礎知識

POINT 偽性バーター症候群とは

バーター症候群は主に新生児に見られる腎臓の病気で、体内のミネラルバランス調節がうまく出来ない病気です。偽性バーター症候群は、利尿薬、下剤などの不適切な使用によって、バーター症候群のような症状と、採血検査上バーター症候群同様のデータが見られる病気です。偽性バーター症候群の具体的な症状としては、手足のしびれや脱力、多飲多尿が見られます。利尿薬や下剤を不適切に使用する原因として、過剰なダイエット目的が多いです。偽性バーター症候群が心配な方は腎臓内科・内分泌内科で診断をつけてもらえるでしょうが、不適切なダイエットをどうしてもやめられない場合には精神科や心療内科の受診をお勧めします。

偽性バーター症候群について

  • 利尿薬や下剤、漢方薬などの長期使用や不適切使用によって、バーター症候群と同様の症状を呈した状態
  • 主な原因
    • 利尿薬や下剤の長期使用
    • 慢性の嘔吐
    • 神経性食思不振
    • アルコール中毒
  • 代謝性アルカローシス低カリウム血症が起きる
  • 思春期以降の女性に多い

偽性バーター症候群の症状

偽性バーター症候群の検査・診断

  • 血液検査、尿検査で電解質の状態を検査
  • 診断に際しては、原因となる薬剤を不適切に使用していたというエピソードが最も重要だが、患者さん本人はダイエット目的などで使用していたことを頑なに隠すケースも多い
  • 場合によっては、尿中の薬物検査が行われることもある

偽性バーター症候群の治療法

  • 薬剤の乱用があればその薬物を中止する
  • その他全身の状態にあわせて対症療法を行う
    • 脱水の補正を行う
    • 低カリウム血症に対してカリウム製剤による補充やカリウムを保持する利尿薬(スピロノラクトンなど)を使用する

偽性バーター症候群のタグ

偽性バーター症候群に関わるからだの部位

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