2016.02.07 | ニュース
胎児に感染して成長を妨げる「サイトメガロウイルス」の症状は?
感染した子ども98人のデータから
from European journal of pediatrics

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サイトメガロウイルスは普通の環境に住み着いていて、多くの人が一生のうちに感染します。妊娠中の感染で子どもに後遺症が起こる例も知られています。3歳までに感染が見つかった子どもについて、症状などの特徴がまとめられました。
◆3歳までの子どもの症状
研究班は、妊娠中に感染したと見られる場合を含め、サイトメガロウイルス感染症と診断された生後5日から36か月の子ども98人の診療データを、2年後までの経過を含めて集計しました。
◆小頭症も、完治は59.1%
経過の中で、症状などが完全によくなったのは対象者の59.1%でした。ほかに起こった問題として、神経・筋肉の発達の遅れ、てんかん、難聴、溶血性貧血(
サイトメガロウイルス感染症には抗
執筆者
参考文献
Evaluation of 98 immunocompetent children with cytomegalovirus infection: importance of neurodevelopmental follow-up.
Eur J Pediatr. 2015 Aug.
[PMID: 25762027]※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。