2015.10.13 | ニュース

喘息の治療、ロイコトリエン受容体拮抗薬は有効か?

システマティックレビューで検証
from Annals of internal medicine
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喘息の治療にはステロイド薬やβ2刺激薬などのほか、ロイコトリエン受容体拮抗薬(LTRA)という種類の薬が使われます。これまでの研究から、LTRAの効果を調べた結果がまとめられました。

◆喘息をLTRAで治療

この研究は、成人または青年の喘息に対するLTRAの効果を調べるため、過去の研究で当てはまるものを集め、データを統合して検証しました。

 

◆悪化が少なくなる効果

次の結果が得られました。

LTRA単独療法の試験6件によるランダム効果モデルのメタアナリシスから、LTRAsは増悪のリスクを減少させることが示された(要約リスク比0.60、95%信頼区間0.44-0.81)。

ロイコトリエン受容体拮抗薬は、単独療法で、または副腎皮質ステロイド吸入剤に追加される治療として、1秒量を増加させたが、1秒量の予測値に対する比は単独治療の試験でだけ改善された。有害事象の率は介入群と対照群で類似していた。

LTRAを使った人で、喘息が悪化する場合が少なく、また呼吸機能が改善する効果が見られました

 

喘息の治療は長期間に及ぶことがあり、より適した薬を選ぶことが重要です。この結果は、薬を選ぶための参考として役立つかもしれません。

執筆者

大脇 幸志郎

参考文献

Leukotriene-Receptor Antagonists Versus Placebo in the Treatment of Asthma in Adults and Adolescents: A Systematic Review and Meta-Analysis.

Ann Intern Med. 2015 Sep 22 [Epub ahead of print]

[PMID: 26390230]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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