2015.10.07 | ニュース

労働環境を変えると座り仕事の時間が減る、立ち座り職場の有効性

ランダム化比較試験により予備的に検証
from The international journal of behavioral nutrition and physical activity
労働環境を変えると座り仕事の時間が減る、立ち座り職場の有効性 の写真
(C) gstockstudio - Fotolia.com

うつ病と仕事中の活動量の関係について、以前に紹介しました。今回は、仕事中の活動量を向上するための方法として、立ち座りワークステーションの有効性を検証した研究を紹介します。

◆立ち座りワークステーションの有効性を検証

今回の研究では、仕事中に座って仕事をしても、立って仕事をしても良いワークステーションを作り、その中で働く人が、どの程度立って仕事をするようになるかを検証しました。

42人の参加者を、4週間ワークステーションで働く群と、同じ時間だけ通常通り働く群にランダムに分け、仕事中の座り時間や立ち時間への効果を検証しました。

 

◆立ち座りワークステーションで働くと座っている時間が1時間少なくなる

以下の結果が得られました。

介入群の参加者では、1日の労働日あたり73分(95%信頼区間-106から-39)、仕事中に座っている時間が客観的に減少し、1日の労働日あたり65分(95%信頼区間47から83)仕事中に立っている時間が増えた。これらの変化は、対照群に比べて有意であった(それぞれp=0.004、p<0.001)。

立ち座りワークステーションで働くと、1日あたり座る時間が1時間以上減るという結果でした。

 

座っている時間が長い仕事をしている人は、立っている時間が長い仕事をしている人よりも、うつ症状を発症する可能性が大きいという研究も過去に報告されています。健康経営の方法は様々な工夫がされています。例えば、ランニングマシーンで歩いたり走りながらパソコンに向かったり、食堂のメニューに健康食を入れたりする会社もあるようです。様々な方法のなかに、今回紹介した研究のような方法も選択肢として今後含まれるかもしれません。

執筆者

Shuhei Fujimoto

参考文献

The effectiveness of sit-stand workstations for changing office workers' sitting time: results from the Stand@Work randomized controlled trial pilot.

Int J Behav Nutr Phys Act. 2014 Oct 8

[PMID: 25291960]

※本ページの記事は、医療・医学に関する理解・知識を深めるためのものであり、特定の治療法・医学的見解を支持・推奨するものではありません。

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